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明月院(あじさい寺)| 丸窓の紅葉やウサギなど映えスポット満載の禅寺

明月院・悟りの窓アップ(撮影日:2020.12.16) 鎌倉
明月院・悟りの窓アップ(撮影日:2020.12.16)

明月院めいげついんは北鎌倉を代表する花の寺として知られていて、とくに、6月には約2,500株のアジサイが境内を埋めつくすことから「あじさい寺」「紫陽花寺」という愛称で親しまれています。
また、明月院は、鎌倉有数のしだれ桜の名所であり桜の穴場スポットでもあります。

明月院の前身である「明月庵」は、1160年(永暦元年)に平治の乱で戦死した山内首藤俊通やまのうちすどうとしみちの供養のため、その子・経俊つねとしによって創建されました。

明月院は歴史ある禅宗寺院ですが、アジサイの「明月院ブルー」や、月とうさぎの逸話をモチーフにした仕掛けなど、質実剛健な他の禅寺とは、一味も二味も異なる魅力でいっぱいです。

山号福源山
宗派臨済宗建長寺派
寺格※明月院が属していた「禅興寺」が
関東十刹第一位(最高位)
本尊聖観音
創建1380年(康暦2年、天授6年)
開山密室守厳みっしつしゅごん
開基上杉憲方

明月」とは、明るく澄みわたった満月のことを言います。明月院本堂後庭園を借景とした「悟りの窓」と呼ばれる丸窓円窓)は、北鎌倉を代表する景観の一つです。とくに紅葉の時期は見物のための行列が絶えないほどで、その美しさは「明月院」の名のとおり、明るい月のようです。

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本堂の「悟りの窓」は北鎌倉を代表する人気スポット

明月院・悟りの窓(撮影日:2023.12.08)
明月院・悟りの窓(撮影日:2023.12.08)

本堂後庭園を借景とした「悟りの窓」と呼ばれる丸窓円窓)は、北鎌倉エリアではもちろんのこと、鎌倉全体でも1、2を争う人気の映えスポットです。とくに紅葉の季節は見学者の長い行列が絶えることがありません。開門直後の時間がおすすめです。晴れた日は、日差しであふれてキレイです。

紅葉以外の季節も、「悟りの窓」の向こう側の景色はいつも違いますし、「悟りの窓」の前にはその季節ならではの草花が添えられますので、もちろん四季を通してたのしめます。

明月院・悟りの窓(アガパンサスVer.)(撮影日:2023.06.30)
明月院・悟りの窓(アガパンサスVer.)(撮影日:2023.06.30)
明月院・悟りの窓(withクリスマスローズの水鉢)(撮影日:2024.04.10)
明月院・悟りの窓(withクリスマスローズの水鉢)(撮影日:2024.04.10)
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鮮やかな青さが特徴の「明月院ブルー」

明月院・山門前の参道で彩づく「明月院ブルー」(撮影日:2023.06.30)
明月院・山門前の参道で彩づく「明月院ブルー」(撮影日:2023.06.30)
2024年の明月院のあじさい鑑賞について

明月院のあじさい鑑賞は、7月2日(火曜日)で終了となります。
明月院は、あじさいの剪定や境内整備のため、7月3日(水曜日)から5日(金曜日)まで、終日閉門予定(お休み)となります。

見ごろである6月を迎えると、約2,500株のアジサイが、明月院は境内のいたるところで咲き乱れます。山門前の参道沿いがいちばんの人気スポットですが、これはほんの一部で、境内のほとんどすべての参道沿いでアジサイを見られます。まさに「あじさい寺」「紫陽花寺」と呼ばれるのにふさわしい光景です。

その鮮やかな青さから「明月院ブルー」と言う言葉も生まれるほど今では有名な「明月院」のアジサイも、歴史はそれほど古くなく、第二次世界大戦後に植えられたことがはじまりです。
アジサイの他にも、春はモモ枝垂桜など、夏はハナショウブヤマユリなど、秋はキンモクセイハギなど、冬はロウバイスイセンなど、境内には1年中花が絶えることがありません。

明月院・開山堂前に咲く「明月院ブルー」(撮影日:2023.06.30)
明月院・開山堂前に咲く「明月院ブルー」(撮影日:2023.06.30)
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初夏の明月院 あじさいの見どころ5選

明月院のあじさいの見どころの定番は、ダントツで山門前の参道です。明月院ブルーが、風情ある山門と鎌倉石の参道によく映えます。
その人気の影で穴場と言えるのが、竹林と明月院ブルーのコラボレーションです。これも、明月院ならではの映えスポットです。そしてもう一つ、本堂後庭園一番奥のあじさいも、落ち着いて鑑賞できる穴場スポットです。

山門前の参道

明月院・山門前の参道のあじさい(撮影日:2023.06.30)
明月院・山門前の参道のあじさい(撮影日:2023.06.30)

本堂前の参道

明月院・本堂前の参道のあじさい(撮影日:2023.06.30)
明月院・本堂前の参道のあじさい(撮影日:2023.06.30)

本堂後庭園

明月院・本堂後庭園のあじさい(撮影日:2023.06.30)
明月院・本堂後庭園のあじさい(撮影日:2023.06.30)

竹林

明月院・竹林と「明月院ブルー」のコラボレーション(撮影日:2023.06.30)
明月院・竹林と「明月院ブルー」のコラボレーション(撮影日:2023.06.30)

お地蔵さまとあじさいのコラボレーション

明月院・花想い地蔵(撮影日:2021.06.23)
明月院・花想い地蔵(あじさいVer.)(撮影日:2021.06.23)

▼その他の鎌倉のあじさいの名所はこちら▼

【2024 No.10】特集 | 鎌倉あじさいの名所
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晩秋の明月院 紅葉の見どころ5選

晩秋に輝くように色づく明月院モミジイチョウの美しさも、「明月院ブルー」に決して負けていません。明月谷と呼ばれる、明月院がある狭い谷戸一帯が一面色づく様は圧巻です。
定番の「悟りの窓」からの紅葉やその奥に広がる本堂後庭園の他、巨大な岩に根付くモミジが見られる明月院やぐら周辺など、紅葉も見どころがたくさんあります。
JR横須賀線の線路沿いの道から明月院の総門まで続く参道沿いのイチョウなどもキレイです。

晩秋の明月院は、あじさいの季節ほどは混雑しませんので、その紅葉の美しさに対しては穴場と言えるかもしれません。

悟りの窓

明月院・悟りの窓(アップ、タテ)(撮影日:2023.12.08)
明月院・悟りの窓(アップ、タテ)(撮影日:2023.12.08)

本堂後庭園

明月院・晩秋の本堂後庭園のモミジ(撮影日:2023.12.08)
明月院・晩秋の本堂後庭園のモミジ(撮影日:2023.12.08)

明月院やぐら周辺

明月院やぐら周辺の紅葉(撮影日:2020.12.16)
明月院やぐら周辺の紅葉(撮影日:2020.12.16)

総門~山門周辺

明月院・桂橋周辺のモミジの紅葉(撮影日:2023.12.08)
明月院・桂橋周辺のモミジの紅葉(撮影日:2023.12.08)

総門前の参道

明月院・明月院に続く参道の入口(撮影日:2020.12.16)
明月院・明月院に続く参道の入口(撮影日:2020.12.16)

以下のリンク先からその他の【鎌倉の紅葉おすすめスポット】の情報もご覧ください

【2023 No.11】特集 | 晩秋の鎌倉・モミジ&カエデの紅葉
【2023 No.11】特集 | 晩秋の鎌倉・イチョウの黄葉
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春の明月院を彩るしだれ桜

明月院・山門横のしだれ桜(撮影日:2024.04.10)
明月院・山門横のしだれ桜(撮影日:2024.04.10)

あじさい紅葉の季節の明月院鎌倉でも有数の超定番スポットですが、の季節はどちらかと言うと穴場スポットです。他の桜の名所に比べると、そこまで混雑しません。

明月院では、北鎌倉駅方面から境内へ向かう明月院通り沿いでソメイヨシノを見られますが、春の明月院最大の見どころはしだれ桜です。山門の周辺に大木が数本、華麗に咲きほこります。これだけ大きなしだれ桜が密集して咲いている場所は、鎌倉でもめずらしいです。

明月院・枯山水庭園越しに見る山門横のしだれ桜(撮影日:2024.04.10)
明月院・枯山水庭園越しに見る山門横のしだれ桜(撮影日:2024.04.10)

▼その他の鎌倉の桜の名所はこちら▼

【2024 No.6】特集 | 鎌倉桜の名所

本堂後庭園と枯山水庭園の2つの庭園

本堂後庭園

明月院・初夏の本堂後庭園(撮影日:2023.06.30)
明月院・初夏の本堂後庭園(撮影日:2023.06.30)

本堂後庭園は例年、紅葉の季節の12月上旬と花菖蒲の季節の6月上旬に特別公開されます。(拝観料と別途料金が必要。開園期間は年によって変動します)
本堂後庭園へは、紅葉期と花菖蒲開花期以外の季節も、募金をすることで入園できる場合もあります。(閉鎖している場合もあり)
いくつかのお地蔵さまいらっしゃり、お参りしながらめぐるのも本堂後庭園の楽しみ方の一つです。

明月院・本堂後庭園の赤地蔵と紅葉(撮影日:2023.12.08)
明月院・本堂後庭園の赤地蔵と紅葉(撮影日:2023.12.08)

枯山水庭園

明月院・春の枯山水庭園(撮影日:2024.04.10)
明月院・春の枯山水庭園(撮影日:2024.04.10)

本堂の前は、いつもよくお手入れされた枯山水庭園になっていて、こちらは随時見学が可能です。この明月院枯山水庭園は、須弥山をかたどり、仏教観を表現していると言います。

アクセス方法などの基本情報、鎌倉最大のやぐら「明月院やぐら」、うさぎ寺

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