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田浦梅の里(田浦梅林)| アスレチックやキャンプも楽しめる横須賀屈指の梅の名所

田浦梅の里・芝生広場から梅林を見下ろす(撮影日:2022.03.16) 横須賀
田浦梅の里・芝生広場から梅林を見下ろす(撮影日:2022.03.16)
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田浦梅の里は、かつては「田浦梅林」と呼ばれていて、1934年(昭和9年)に当時の皇太子さま明仁上皇)の生誕を祝して、地元の有志が梅の木を植えたのがはじまりです。
梅林は隣接する田浦緑地にも拡がり、現在では約2,700本以上の梅の木が植栽されている、三浦半島横須賀を代表する梅の名所です。
また、根元には約75,000株の水仙も植えられているため、毎年1月から3月まで開花リレーをたのしむことができます。

2000年からは、田浦梅林田浦緑地をあわせて、「田浦梅の里」と総称されるようになりました。

園内の梅の実を原料とした梅酒が地元の名産品になっていて、地域の酒屋さんなどで購入することができます。

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三浦半島随一の梅の名所である梅林エリア

約2,700本以上にまで増えた梅の木

田浦梅の里・梅林の園路(撮影日:2022.03.16)
田浦梅の里・梅林の園路(撮影日:2022.03.16)

田浦梅の里」として整備される前は、ここは「田浦梅林」と呼ばれていました。地元の有志の方たちが植えた700本の梅の木がはじまりです。現在では山全体に植栽されていて、約2,700本以上にまで増えています。
三浦半島随一の梅の名所として知られていて、「かながわ花の名所100選」にも選ばれています。

田浦梅の里・満開の梅林(撮影日:2022.03.16)
田浦梅の里・満開の梅林(撮影日:2022.03.16)

京急線の車窓からも見える枝垂れ梅

田浦梅の里・京急線沿いの入口に立つ枝垂れ梅(撮影日:2022.03.16)
田浦梅の里・京急線沿いの入口に立つ枝垂れ梅(撮影日:2022.03.16)

京急線の安針塚駅と京急田浦駅の間の車窓からも見える、田浦梅の里の入口に立つ枝垂れ梅しだれうめは、京急線を利用する人であれば目にしたことがあると思います。田浦梅の里のシンボルツリーといっても良いかもしれません。
ほとんどの季節は、その立派な枝ぶりを見られるだけですが、初春のほんの一時期、華やかで美しい姿を見せてくれます。京急線の車窓から見られるのはホンの一瞬ですが、ぜひ近くでゆっくりと、風に揺られる枝垂れ梅の優雅な姿を見てみてください。

なお、この入口からよりも、ここより少しだけ山側にある入口からのほうが、梅林芝生広場方面へ向かう登り坂は若干ゆるやかです。

田浦梅の里・枝垂れ梅越しに見る京急(撮影日:2022.03.16)
田浦梅の里・枝垂れ梅越しに見る京急(撮影日:2022.03.16)

▼その他の横須賀の梅の名所はこちら▼

【2024 No.4】特集 | 横須賀梅の名所

かつては大六天神社の杜

田浦梅の里・田浦梅林発祥之地の碑(撮影日:2015.03.15)
田浦梅の里・田浦梅林発祥之地の碑(撮影日:2015.03.15)

歴史をさかのぼると、この梅林のあるあたりには、大六天神を祀った石の祠があったと言われています。しかし、いつしか信仰も薄れていき、森に埋もれてしまいました。
現在の大六天神社は、昭和初期に再興されたものです。その後、1980年(昭和55年)に老朽化のため建て替えられたものが、現在の祠です。

田浦梅の里・大六天神社(撮影日:2015.03.15)
田浦梅の里・大六天神社(撮影日:2015.03.15)
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芝生広場やアスレチックがある緑地エリア

田浦梅の里・芝生広場(撮影日:2021.11.19)
田浦梅の里・芝生広場(撮影日:2021.11.19)

梅林のエリアを奥に進むと、かつての田浦緑地のエリアになります。ここには、広い芝生広場アスレチック広場展望塔などがあります。高台にあるため、東京湾方面の眺望が開けています。

田浦梅の里・芝生広場から東京湾を望む(撮影日:2022.03.16)
田浦梅の里・芝生広場から東京湾を望む(撮影日:2022.03.16)

田浦緑地は、地元に住む大学教授であり詩人の石川宏氏が、1976年(昭和51年)に横須賀市へ寄付した約36万平方の山林を整備して造られました。その石川宏氏の想いが込められた詩碑が、東京湾を望む芝生広場の一角に建っています。

田浦梅の里・石川宏詩碑(撮影日:2021.11.19)
田浦梅の里・石川宏詩碑(撮影日:2021.11.19)

アスレチック広場

田浦梅の里・アスレチック広場(撮影日:2021.11.19)
田浦梅の里・アスレチック広場(撮影日:2021.11.19)

アスレチック広場には、斜面の傾斜をいかした遊具がいくつも並んでいます。

横浜横須賀道路を横須賀ICから逗子ICに向かって走っていると右手に見える「田浦梅の里」という看板があるのは、このアスレチック広場のあたりになります。

田浦梅の里・アスレチック広場より横浜横須賀道路を望む(撮影日:2021.11.19)
田浦梅の里・アスレチック広場より横浜横須賀道路を望む(撮影日:2021.11.19)

展望塔

田浦梅の里・芝生広場の梅と展望塔(撮影日:2022.03.16)
田浦梅の里・芝生広場の梅と展望塔(撮影日:2022.03.16)

展望塔に登ると360度、眺望が開けています。とくに東京湾側の眺めが素晴らしく、正面に海上自衛隊の基地がある長浦港、左手には横浜八景島シーパラダイス方面、右手には横須賀本港方面が遠望できます。
反対側は、眼下に横浜横須賀道路が走っていて、その奥には三浦アルプス(二子山山系)の山々が連なっているのが見えます。

田浦梅の里は、三浦アルプス(二子山山系)に東京湾側(横須賀側)から入る主要な登山口の一つになっています。展望塔の裏からさらに奥へと進むと現われる、横浜横須賀道路に架かる歩道橋を渡ると、本格的な山道になっていきます。

田浦梅の里・展望塔より横須賀港(長浦港)方面を望む(撮影日:2021.11.19)
田浦梅の里・展望塔より横須賀港(長浦港)方面を望む(撮影日:2021.11.19)
田浦梅の里・展望塔(撮影日:2021.11.19)
田浦梅の里・展望塔(撮影日:2021.11.19)
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子どもたちのためのキャンプ場 田浦青少年自然の家

田浦青少年自然の家・入口の案内板(撮影日:2021.11.19)
田浦青少年自然の家・入口の案内板(撮影日:2021.11.19)

緑地エリアの奥には、児童、生徒、青少年を含むグループ(高校生以下のグル-プは成人の付き添いが必要)が利用できるキャンプ場田浦青少年自然の家があります。デイキャンプでも宿泊でも利用できます。横須賀市が運営している施設のため、料金もリーズナブルです。

最近は、オートキャンプ場やグランピングなどの、気軽さや快適さを重視したキャンプ場が人気ですが、ここはその真逆と言えます。食材の用意や自動販売機などはなく、駐車場もないため、自分の力で運んで来る必要があります。その代わり、田浦青少年自然の家の利用者であれば、テントや調理器具、薪などは無料で利用することができます。
田浦青少年自然の家は、自然のなかで育まれる、子どもたちの心身の健全な育成を目的としています。このような体験のほうが、きっと思い出に残ると思いますし、お金では買うことができない豊かな経験になるのだと思います。

集会室

田浦青少年自然の家・集会室(撮影日:2021.11.19)
田浦青少年自然の家・集会室(撮影日:2021.11.19)

調理棟

田浦青少年自然の家・調理棟(撮影日:2021.11.19)
田浦青少年自然の家・調理棟(撮影日:2021.11.19)

テント広場

田浦青少年自然の家・テント広場(撮影日:2021.11.19)
田浦青少年自然の家・テント広場(撮影日:2021.11.19)

管理棟

田浦青少年自然の家・管理棟(撮影日:2021.11.19)
田浦青少年自然の家・管理棟(撮影日:2021.11.19)
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DATA

住所 横須賀市田浦泉町92
アクセス
行き方

JR横須賀線「田浦駅」より徒歩約25分
京急線「安針塚駅」「京急田浦駅」より徒歩約40分
または京急線「京急田浦駅」より京急バス「安浦2丁目」行きで『田浦郵便局』下車徒歩約20分

駐車場 なし
営業時間

※公園へは原則年中無休/24時間可能

<田浦青少年自然の家>
4月1日~7月15日 月曜日以外は利用可
7月16日~8月31日 全日利用可
9月1日~3月15日 土・日曜日及び祝日・振替休日、利用可
3月16日~3月31日 月曜日以外は利用可

デイキャンプ(日帰り) 10:00~16:00
キャンプ(宿泊) 13:00~翌日11:00(入場は16:30まで)

料金

無料(田浦青少年自然の家の利用は、別途料金が必要)

電話番号 080-8144-5754
ウェブサイト https://taura.y-parks.jp/
※このページに掲載している内容は、予告なく変更となっている場合があることをご了承ください。

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