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【2025年12月10日】鎌倉・紅葉ヶ淵 吉沢川渓流 紅葉狩りトレッキング<モミジ:見ごろ> - 三浦半島歳時記

紅葉ヶ淵-吉沢川渓流トレッキング・紅葉色づき状況(撮影日:2025.12.10) 三浦半島 歳時記

紅葉ヶ淵は、「鎌倉最後の秘境」などとも称される番場ヶ谷ばんばがやつを流れる吉沢川渓流の、隠れた紅葉スポットです。正式な地名ではなく、いつのころからか誰かがそう呼ぶようになったようです。
鎌倉の山中の紅葉スポットとして有名な獅子舞谷にスケールこそ及びませんが、渓谷の中でたのしめる紅葉スポットとしては、鎌倉で唯一無二の存在です。

12月10日(水)現在、紅葉ヶ淵紅葉色づき状況見ごろです。この日に見た紅葉の中では、もっとも鮮やかでキレイに色づいていました。昨年よりは1週間程度早く紅葉が進んでいるようです。

※見ごろ情報や今後の見通しは、公式発表のものではありません。すべて、「三浦半島日和」調べです。

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晩秋の吉沢川渓流最大のハイライト「紅葉ヶ淵」

紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・吉沢川下流の十二所側より上流方面を望む(撮影日:2025.12.10)
紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・吉沢川下流の十二所側より上流方面を望む(撮影日:2025.12.10)

紅葉ヶ淵に入るルートは複数ありますが、もっとも人里から近い入口は、吉沢川滑川と合流する十二所です。この日は、金沢街道十二所神社バス停を起点に、吉沢川下流から紅葉ヶ淵を経由して、吉沢川源流方面に登って行く、紅葉狩りトレッキングを楽しみました。最終的に、天園近くの、天園ハイキングコースの尾根道に合流します。所要時間は、途中写真を撮りながら歩いて、1時間半ちょっとでした。

紅葉ヶ淵への行き方は、以下のリンク先を参考にしてください。

吉沢川沿いにはいくつか紅葉スポットがあります。その最大のハイライトが、序盤に現われるこの紅葉ヶ淵です。荒々しい渓谷の頭上を覆うように天高くそびえるモミジは、もっとも鎌倉らしくない紅葉スポットと言えるかもしれません。

十二所神社バス停から紅葉ヶ淵までは20分程度ですが、すでにこの時点で靴は泥だらけ、靴下まで湿った状態になってました。ここまでの前半は住宅地の中を歩きますが、後半から渓流沿いの悪路を歩くことになり、ところどころ1年中ぬかるんでいる箇所を通る必要があります。
このように、吉沢川渓流のトレッキングコースは、整備されたハイキングコースとは条件が異なりますので、神社やお寺をまわる鎌倉観光のついでに行ってみようと考えるのは、絶対におやめください。

紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・紅葉したモミジを見上げる-2(撮影日:2025.12.10)
紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・紅葉したモミジを見上げる(撮影日:2025.12.10)
紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・吉沢川上流側より下流方面を望む[タテ](撮影日:2025.12.10)
紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・吉沢川上流側より下流方面を望む[タテ](撮影日:2025.12.10)
紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・水溜りに浮かぶモミジの落葉(撮影日:2025.12.10)
紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・水溜りに浮かぶモミジの落葉(撮影日:2025.12.10)
紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・吉沢川に落ちたモミジの葉(撮影日:2025.12.10)
紅葉ヶ淵(吉沢川渓流)・吉沢川に落ちたモミジの葉(撮影日:2025.12.10)
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トレッキング上級者向けの吉沢川渓流の沢登り

紅葉ヶ淵から少し上流に進むと、吉沢川は左側から合流する支流と右側の本流との分岐が現われます。左側に進むと、お塔の窪やぐら群を経由して15分ほどで、天園ハイキングコース瑞泉寺天園間に合流します。
こちらもハイキングコースではありませんので、基本的に悪路です。しかし、吉沢川本流のルートよりは距離が短く、難易度も高くありませんので、トレッキング初心者の方は、無理をせず、こちらのルートを選んでください。

ここから先の吉沢川本流の上流方面は、目印となるようなものが少なく、川の分岐などにともなう道迷いポイントも多数あります。そのため、手軽にハイキングやトレッキングを楽しみたいという方にはおすすめできない、上級者向けです。何か所かお手製の案内板が取り付けられている箇所がありますが、そもそも「道」自体が判別できない場所も多く、地図を読む力などの「経験」が必要になります。
はじめての方は、このルートの経験者に同行することを、強くおすすめします。

例として、以下の写真のような悪路を進んで行く必要があります。倒木を乗り越えたり、川底に降りたり、ロープを頼りに足場の悪い崖地を進む箇所があったり、難所がいくつも待ち受けています。

吉沢川渓流・倒木が多数(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流・倒木が多数(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流・ロープを頼りに進む崖地(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流・ロープを頼りに進む崖地(撮影日:2025.12.10)
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断続的に現われる吉沢川渓流沿いの紅葉スポット

紅葉スポット①

お塔の窪方面との分岐を右側に進み、吉沢川の上流をめざすと、すぐに、紅葉ヶ淵以降最初の紅葉スポットが現われます。
このあたりはさっそく最初の道迷いスポットで、道を誤ると、吉沢川渓流ではなく、鎌倉霊園から天園ハイキングコースの尾根道に向かう道に合流してしまいます。吉沢川上流へは、川の底に降りて向かうルートを取ります。

吉沢川渓流-上流の紅葉スポット①(お塔の窪方面との分岐近く)・紅葉を見上げる(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流-上流の紅葉スポット①(お塔の窪方面との分岐近く)・紅葉を見上げる(撮影日:2025.12.10)

紅葉スポット②

次に現われる紅葉スポットは、もっとも吉沢川渓流らしい紅葉の見どころの一つと言えるかもしれません。深く切立った崖の上に、見事に色づいたモミジを見ることができます。
ただし、川底を歩かない限り、かなり危険な崖地を越える必要がありますので、あまり紅葉に見とれ過ぎないようにご注意ください。

吉沢川渓流-上流の紅葉スポット②・崖地上のモミジを見上げる(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流-上流の紅葉スポット②・崖地上のモミジを見上げる(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流-上流の紅葉スポット②(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流-上流の紅葉スポット②(撮影日:2025.12.10)

紅葉スポット③

吉沢川渓流の沢登りは、終盤を除いて急激なアップダウンはありません。その点では、標高差から来る体力的・精神的な疲労は多くありません。目の前の障害を乗り越えて、ルートを間違えないようにすることに集中できます。

以下の写真にある3つ目の紅葉スポットまで来ると、お塔の窪方面との分岐から天園ハイキングコース尾根道までの行程の半分を超えています。

吉沢川渓流-上流の紅葉スポット③・紅葉したモミジを見上げる(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流-上流の紅葉スポット③・紅葉したモミジを見上げる(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流-上流の紅葉スポット③・倒木越しに望む(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流-上流の紅葉スポット③・倒木越しに望む(撮影日:2025.12.10)
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天園ハイキングコース尾根道へと合流

吉沢川渓流・上流に架かる丸太の橋(撮影日:2025.12.10)
吉沢川渓流・上流に架かる丸太の橋(上流側から望む)(撮影日:2025.12.10)

吉沢川渓流をさらに進んで行くと、丸太の橋が架かる場所(上記の写真参照)で、川が分岐します。ここは橋を渡り、その先へ進んで行きます。
ここから先は、急な傾斜が続きます。晩秋にはイチョウの落葉が進むべき道を多少分かりやすく浮かび上がらせてくれますが、基本的に川沿いを歩けば良いと言うこれまでの手がかりがなくなりますので、迷いやすい場所でもあります。

わずかに道だと分かる道を登って行くと、天園ハイキングコースの尾根道に合流します(以下の写真参照)。尾根道を左側に進んで行くと、すぐに、天園の頂上への分岐や、瑞泉寺獅子舞方面との分岐地点に出ます。

この日は、この後、続けて、獅子舞の紅葉を楽しみました。

天園ハイキングコース・吉沢川渓流分岐地点付近のモミジとイチョウの落葉(撮影日:2025.12.10)
天園ハイキングコース・吉沢川渓流分岐地点付近のモミジとイチョウの落葉(撮影日:2025.12.10)
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天園ハイキングコースの見どころ

鎌倉アルプス」とも言われる天園ハイキングコースは、鎌倉市街地の背後にそびえる山々を横断するハイキングコースです。
そのため、鎌倉・二階堂方面や北鎌倉方面の寺院などを行き来するアクセス路としても利用できます。
また、上記の吉沢川渓流からの分岐を右側(東)に進むと横浜自然観察の森金沢市民の森、横浜市最高峰の大丸山金沢自然公園金沢動物園)、能見堂緑地などの横浜・金沢区方面に抜けることができます。この一連のハイキングコースは、三浦丘陵の北限を縫うように歩くことができる尾根道でもあります。

尾根道沿い

北鎌倉方面

今泉台方面

鎌倉・二階堂方面

獅子舞谷
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横浜・金沢方面

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同日の鎌倉の紅葉見ごろ情報

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