金沢自然公園は、釜利谷の丘陵地に広がる、横浜市最大級の面積をほこる都市公園です(第1位の新横浜公園に次ぐ第2位)。周囲を、釜利谷市民の森や氷取沢市民の森、金沢市民の森、横浜自然観察の森などに囲まれた緑豊かな公園で、梅や桜、あじさいといった四季折々の草花や紅葉の他、ローラーすべり台などの子ども向けの遊具も充実しています。
金沢自然公園は「植物区エリア」と「動物園エリア(金沢動物園)」に分かれています。金沢動物園は有料ですが、金沢自然公園への入園は無料です。
INDEX
子どもに大人気の遊具たっぷりのこども広場

金沢自然公園で動物園と植物と並んで人気なのが、充実した遊具です。とくに、自然の傾斜を利用したこども広場のローラーすべり台は、いつも子どもたちに大人気です。

金沢自然公園で見られる四季折々の花
冬~初春に見られる花々
冬から初春にかけての金沢自然公園は、こども広場や梅林一帯が一気に華やかになります。こども広場の上には菜の花の段々畑が、そして、こども広場の下にある梅林では梅や桃の花などが咲きほこります。また、園路では水仙をたのしめます。
菜の花


梅


ハナモモ

サンシュユ

トサミズキ

水仙


春に見られる花々
春の金沢自然公園の見どころは、なんと言っても桜でしょう。園内には、十数種類・約2,000本の桜が植栽されています。お花見の定番・ソメイヨシノの他にも大き目な花がかわいらしいサトザクラなどもたのしめます。園内各所で見られる、鉢植えのチューリップや園路のツツジもキレイです。
桜



チューリップ


ツツジ


夏に見られる花々
夏の金沢自然公園では、園内各所で約3,000株のあじさいを見られます。定番の西洋アジサイだけでなく、めずらしい品種のあじさいも植栽されています。
あじさい



アガパンサス

ネムノキ


金沢自然公園・金沢動物園の紅葉・黄葉

丘陵地に木々が生い茂る金沢自然公園では、晩秋になると園内の至るところで紅葉・黄葉をたのしめます。
金沢自然公園よりさらに標高の高い金沢動物園では、さらにダイナミックな紅葉・黄葉をたのしめます。カラフルな紅葉・黄葉と個性豊かな動物たちとをいっしょに見てまわれるのは、この季節の金沢動物園ならではです。
金沢自然公園と金沢動物園の紅葉・黄葉の見どころマップは、以下のリンク先からご覧ください。

金沢自然公園内の主な施設
金沢動物園
金沢動物園の見どころは、以下の記事をご覧ください。


ののはな館

ののはな館では、金沢自然公園周辺に生息する鳥類・植物・昆虫などを紹介する常設展示コーナーや動植物に関する資料を閲覧することができる図書コーナーなどがあります。また、ののはなカフェやののはなギフトショップなどの店舗も併設されています。ののはなギフトショップでは動物のぬいぐるみなどが販売されていますので、金沢動物園のおみやげ選びに最適です。
ののはな館ではベビーカーや車椅子の貸し出しを行っている他、2階には授乳室もあります。
※ののはな館は入館無料です。金沢動物園休園日は閉館されています。

バーベキュー広場

金沢自然公園には予約制のバーベキュー場があります。春にはお花見をしながらバーベキューをたのしむこともできます。
さまざまな方法でアクセス可能な金沢自然公園
金沢自然公園は駅から離れていますので、気軽に電車+徒歩でというわけにはいきませんが、その分、さまざまなアクセス手段が用意されています。
土日祝日限定ですが、金沢文庫駅(西口)から金沢動物園の目の前まで直通する急行バスも運行されています。
横浜横須賀道路直結の高速側駐車場

車でアクセスする場合、金沢自然公園・金沢動物園へは横浜横須賀道路から直に入場することができます。一般道の渋滞に巻き込まれることがないため便利です。※金沢動物園休園日は、高速側駐車場をご利用できません。
金沢自然公園・金沢動物園の高速側駐車場へは、横浜横須賀道路本線の釜利谷JCTから金沢支線(並木・八景島方面)に入り、釜利谷料金所「左端」の専用ゲート(1レーンのみ)を経由して入場します。釜利谷料金所の通常ゲートを通ると入れませんのでご注意ください。また、首都高速湾岸線(本牧ふ頭・並木方面)からも入ることができません。
正面口と無料のコアラバス

金沢自然公園・金沢動物園へ車で一般道から入場する場合は、笹下釜利谷道路から正面口駐車場を利用できます。※金沢動物園休園日は、正面口駐車場をご利用できません。
また、金沢文庫駅(西口)から能見台車庫前方面行きのバス(「市民の森入口」下車)を利用した場合も、正面口から入ることになります。正面口には駐輪場も用意されています。
正面口と子ども広場や金沢動物園方面は離れていて、急こう配を登る必要があります。金沢自然公園正面口からにこにこゲートまではコアラバス(無料のシャトルバス、平日・土曜日は約15分おき、日曜日・祝日は約7~8分おきに運行)が運行されていますので、小さなお子さん連れや体力に自信がない方はこちらを利用すると良いでしょう。※動物園休園日は、コアラバスの運行は休止されます。

金沢動物園近くの夏山口

金沢文庫駅(西口)から野村住宅センター行きのバス(「夏山坂上」下車)を利用した場合は、夏山口から入園します。夏山口は金沢動物園入口や遊具のあるこども広場に近いため、公共交通機関を利用して、これらをメインで利用する場合に便利です。夏山口には駐輪場も用意されています。

三浦丘陵北部縦走コースの入口もある金沢自然公園

周辺の市民の森には円海山や横浜市最高峰の大丸山などの山々が連なり、金沢自然公園を含めて、三浦丘陵北部の森林地帯を形成しています。
京急線の金沢文庫駅近くから六国峠ハイキングコースに入り、能見堂跡、金沢自然公園などを経由して鎌倉の天園ハイキングコースに連なる尾根道は、三浦丘陵北部の山々を縦走できる人気のハイキングコースです。
この尾根道へは、金沢自然公園の高速側駐車場・にこにこプラザ付近や金沢動物園の円海山ゲートからも出入りすることができます。





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