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このページでは、三浦半島東海岸(東京湾側)と三浦半島の南側に浮かぶ城ヶ島の、磯遊びやシュノーケリングを楽しめる磯浜をご紹介します。
三浦半島の東海岸は、三浦海岸に代表されるような、砂浜がメインの海岸が多いです。また、西海岸(相模湾側)と比べて市街地化しているため、埋め立てや護岸整備などによって、自然海岸の比率が低いです。
それでも、観音崎周辺や三浦半島南部には自然海岸が残っていて、磯遊びやシュノーケリングを楽しめる磯浜もたくさんあります。しかし、自然の豊かさと比例するように不便さもついてまわるものです。
そんな中で、どなたにもオススメできるのは観音崎海岸です。次点を挙げるならば城ヶ島の海岸をオススメしますが、城ヶ島は太平洋に面しているため波が荒いことが多い点は注意が必要です。
観音崎海岸
観音崎海岸は、東京湾に大きく突き出た岬全体が公園になっている、県立観音崎公園にある海岸です。豊富な磯浜があり、三浦半島や横須賀を代表する磯遊びやシュノーケリングの人気スポットです。
観音崎海岸は、大型の駐車場があり、バスの便も悪くないため、クルマでも公共交通機関でも、交通アクセスが良いのも人気の理由です。
海岸の背後の山にも、緑豊かな自然や砲台跡などの史跡が豊富にあり、朝から夕方までいても、飽きることはないでしょう。
観音崎海岸は比較的知名度も高い海岸ですが、海水浴場は開設されません。そのため、夏でも海の家もありませんので、着替えなどは公衆トイレを利用するか、簡易テント等を持参する必要があります。
●住所
横須賀市鴨居4-1120
●入園料
無料
●駐車場
あり(有料)
●公共交通機関
京急線「横須賀中央駅」「馬堀海岸駅」「浦賀駅」またはJR横須賀線「横須賀駅」より京急バス『観音崎』行きで終点まで
●公衆トイレ
あり
燈明堂海岸
燈明堂海岸は、浦賀と久里浜の間にある海岸です。今は静かな海岸ですが、燈明堂海岸周辺は、昔から東京湾の要衝だった場所です。
海岸の北側の燈明崎は、明治期に観音埼灯台ができるまで和式灯台があった岬で、岩場があります。
燈明堂海岸は海水浴場ではありませんが、キレイな砂浜もあり、コンパクトながらも、砂浜と磯浜のバランスが良いビーチと言えます。
海岸の南側の千代ヶ崎はかつて台場や砲台があった場所で、高台にある千代ヶ崎砲台跡(国指定史跡)は2021年秋から一般公開(土日祝日のみ)が開始されました。こちらもあわせて訪れてみることをオススメします。
●住所
横須賀市西浦賀町6-46
●駐車場
あり(燈明堂緑地駐車場)
●公共交通機関
京急線「浦賀駅」より京急バス「千代ヶ崎経由京急久里浜駅」行き
または京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス「千代ヶ崎経由浦賀駅」行きで、『燈明堂入口』下車徒歩約15分
●公衆トイレ
あり

周辺の見どころ
千代ヶ崎砲台跡
戸津浜海岸(遠津浜海岸)&長手鼻
戸津浜海岸(遠津浜海岸)は、三浦半島の南東にある海岸です。すぐ南側には大浦海岸が広がっていますが、直接行き来はできません(間に背の高い岩礁地帯があり、潮の満ち引きの状況や、大人であれば行けるかもしれませんが、推奨はできません)。
交通アクセスが良くないため、初心者向けの海岸とは言えませんが、たどり着いたときの満足感はきっと高いでしょう。
三浦半島南部特有の自然を楽しめるため、最寄りのバス停から、海がすぐ近くまで迫る台地に広がる畑の中を、ハイキングがてらに歩いて行くのがオススメです。
●住所
三浦市南下浦町松輪
●駐車場
なし(数台停められる駐車スペースはありますが、すれ違いができない農道を長く走る必要があるため普通車でのアクセスは困難)
●公共交通機関
京急久里浜線「三浦海岸駅」より京急バス「三崎東岡(剱崎経由)」「剱崎」行きで
『松輪』下車徒歩約15分、または『小浜』下車徒歩約25分
●公衆トイレ
2021年9月現在、仮設トイレあり(通年で設置かは不明)

剱崎
剱崎は、「かながわの景勝50選」に選ばれている、三浦半島屈指の景勝地です。海岸近くの高台には、白亜の剱埼灯台が建っています。
県道215号の剱崎バス停付近から向かうルートが一般的ですが、江奈湾方面、間口漁港方面それぞれから、海岸線沿いを磯伝いに歩いて行くこともできます(満潮やそれに近い時は危険な箇所もありますので、ご注意ください)。
剱崎周辺の海岸は、リアス式の小さな入り江が続いています。剱崎は三浦半島のもっとも南東に位置している岬のため、水質がとても良く、磯遊びやシュノーケリングにも最適な海岸です。
●住所
三浦市南下浦町松輪44-1
●駐車場
あり(灯台より内陸側に有料駐車場あり。海からは遠い)
●公共交通機関
京急久里浜線「三浦海岸駅」より京急バス「三崎東岡(剱崎経由)」「剱崎」行き『剱崎』下車徒歩約20分
●公衆トイレ
あり(灯台より内陸側にあり。海からは遠い)

白浜毘沙門天海岸(毘沙門天浜)
白浜毘沙門天海岸(毘沙門天浜)は、三浦半島の最南端に位置する海岸です。剱崎と同じように、周囲はリアス式の磯浜が続いています。剱崎方面との行き来は、江奈湾で一度、県道215号に出る必要があります。毘沙門湾方面へは、海岸線沿いを磯伝いに歩いて行くこともできます(満潮やそれに近い時は危険な箇所もありますので、ご注意ください)。
三浦半島南東の海岸の多くに言えることですが、公衆トイレが近くに整備されていないのが難点です。白浜毘沙門天海岸(毘沙門天浜)はとくに最寄りの公衆トイレまで遠いため、長時間の滞在には向いていません。
●住所
三浦市南下浦町毘沙門
●駐車場
あり(正式な駐車場はありませんが、10台以上駐車可能なスペースあり)
●公共交通機関
京急久里浜線「三浦海岸駅」より京急バス「三崎東岡(剱崎経由)」行き『毘沙門天入口』下車、徒歩約10分
●公衆トイレ
なし

赤羽根崎・馬の背洞門&安房崎(県立城ヶ島公園周辺)
三浦半島のさらに南側に浮かぶ城ヶ島には、島の南側に岩礁地帯が続いています。島の東側は県立城ヶ島公園になっています。
馬の背洞門周辺の赤羽根崎は、城ヶ島でも有数の景勝地で、周辺の磯浜では磯遊びやシュノーケリングに適した場所がたくさんあります。
最寄りの駐車場や公衆トイレは、県立城ヶ島公園か城ヶ島灯台方面と、少し離れているのが難点ですが、赤羽根崎・馬の背洞門周辺の海岸は、目の前に太平洋の大海原が広がっているのが魅力です。
また、県立城ヶ島公園先端の安房崎(旧安房埼灯台跡周辺)でも磯遊びを楽しむことができます。
●住所
三浦市三崎町城ヶ島
●入園料
無料
●駐車場
あり(県立城ヶ島公園第1駐車場)
●公共交通機関
城ヶ島公園入口経由で赤羽根崎・馬の背洞門まで
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス「城ヶ島」行き『白秋碑前』下車徒歩約15分
城ヶ島灯台入口経由で赤羽根崎・馬の背洞門まで
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス『城ヶ島』行きで終点下車、ハイキングコース(丘の上、または、海岸線沿いの岩場の2通りのルートあり)経由で、徒歩約20分
●公衆トイレ
赤羽根崎・馬の背洞門周辺は、なし(最寄りのトイレは、城ヶ島公園の入口と城ヶ島灯台近くにありますが、いずれも徒歩10~15分ほどの場所です)
安房崎は、あり(ただし、高低差約30mの階段を登る必要があります)


長津呂崎(城ヶ島灯台公園周辺)
城ヶ島の西側にある長津呂崎も、磯遊びやシュノーケリングに適した場所です。太平洋に直接面している赤羽根崎・馬の背洞門周辺の海岸よりも、波が穏やかな場所を探しやすいです。また、赤羽根崎・馬の背洞門と比べて、駐車場や公衆トイレとのアクセスも良好です。
西側に開けた長津呂崎は、夕日のビュースポットでもあります。気象条件さえ合えば、相模湾越しに富士山も望むことができます。
長津呂崎の磯から見る夕日も雄大で素晴らしいのですが、島の中央に張り巡らされている城ヶ島ハイキングコースからは、城ヶ島灯台と夕日をセットに眺めることができますので、こちらもオススメです。
●住所
三浦市三崎町城ヶ島字西山689-1
●入園料
無料
●駐車場
あり(近隣の城ヶ島西側駐車場が利用できます)
●公共交通機関
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス『城ヶ島』行き終点下車徒歩約5分
●公衆トイレ
あり

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