長谷寺は「長谷観音」の名で親しまれている、奈良時代に創建されたと伝わる、鎌倉有数の古刹です。
本尊の十一面観世音菩薩像は木彫仏としては日本最大級の仏像です。
また、長谷寺は、梅や桜など、四季を通じて花が絶えることのない、鎌倉を代表する花の寺でもあります。
とくに、初夏のあじさいは40種類2,500株をほこり、鎌倉でも有数のあじさいの名所として知られています。
あじさいが見ごろの時期は、境内のもっとも高い場所にあるあじさい路(眺望散策路)が、その名のとおりあじさいで埋めつくされます。
長谷寺のあじさいの見ごろの時期は、例年、6月上旬から中旬にかけてです。この最盛期のあじさい路は有料となり、通常の拝観券の他に「あじさい路入場券」が必要になります。
見ごろを過ぎた7月上旬にはあじさいの剪定がはじまり、長谷寺のあじさいシーズンは終了となります。
2024年の長谷寺のあじさい鑑賞について
2024年の長谷寺のあじさい路は、5分咲き(2024年は6月1日(土曜日)から)~見頃終了まで、拝観券の他に「あじさい路入場券」が必要になります。
大人 拝観料400円+あじさい鑑賞券500円 合計900円
小中学生 拝観料200円+あじさい鑑賞券500円 合計700円
長谷寺の拝観券とあじさい鑑賞券のセットは、日時指定で事前購入することもできます。詳しくは長谷寺公式サイトをご覧ください。
2024年の長谷寺のあじさい開花状況と鑑賞のポイント
5月30日現在、長谷寺のあじさいは、鉢植えから見ごろを迎えています。あじさい路の見ごろのピークは、例年どおり6月中旬ごろになりそうです。
混雑を避けるためには、時期的にも時間帯的にも、早めの観賞がおすすめです。
長谷寺のあじさいの見どころ3選
あじさい路(眺望散策路)
あじさい路(眺望散策路)は、長谷寺のあじさい鑑賞の定番として欠かせません。
あじさいが見ごろの時期は、あまりの人気のため、なかなか前へ進めなかったり、入場制限がかけられることもあります。散策路の両側からあじさいの花が迫ってくるような迫力は感じられませんが、シーズン直前の平日は比較的空いているためオススメです。
長谷寺命名の新種のあじさい
長谷寺のあじさいの特徴の一つに、見られる品種の豊富さをあげることができます。
それらの中には、「長谷の潮騒」や「長谷四片」「長谷の祈り」など、長谷寺で命名された新種のあじさいも多く見ることができます。
あじさいと仏像・お地蔵様
長谷寺では、お堂の外にも、たくさんの仏像やお地蔵様を見られます。あじさいが見ごろの時期には、この屋外の仏像やお地蔵様のまわりもあじさいで埋めつくされますので、他の季節には見られない華やかなお姿を拝観することができます。
そんな中で、とくに人気があるのは、良縁地蔵とあじさいのコラボレーションです。緑陰の庭など境内のいくつかの場所で見られますので、宝探しのように見つけてみると良いでしょう。
アクセス
●徒歩の場合
江ノ電「長谷駅」より徒歩約5分
●バス利用の場合
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、江ノ電バス「藤沢駅南口(富士見ヶ丘経由)」、「七里ヶ浜」行き、「桔梗山」行きなど、京急バス「鎌倉山」行き、「大船駅東口(ルミネ下)」行き、「梶原」行きなどの、いずれも「大仏方面」行きで、『長谷観音』下車徒歩約3分
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長谷寺のその他の主なイベント
近年、長谷寺では、梅や紅葉が見ごろの時期に、閉山時間を延長して、夜間ライトアップのイベントが行われています。