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長谷寺(長谷観音)| 40種類2,500株のアジサイなど鎌倉を代表する花の寺

長谷寺「梅まつり」・ライトアップされた山門(撮影日:2024.02.16) 鎌倉
長谷寺「梅まつり」・ライトアップされた山門(撮影日:2024.02.16)
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長谷観音」の名で親しまれている鎌倉有数の古刹で、創建は奈良時代です。
本尊の十一面観世音菩薩像は木彫仏としては日本最大級で、「観音菩薩」をテーマとした観音ミュージアム(拝観料とは別料金が必要)も併設されています。

長谷寺は、40種類2,500株のアジサイをはじめ、など、四季を通じて花が絶えることのない、鎌倉を代表する花の寺でもあります。
長谷寺の境内や寺がある山の中腹に設置されている見晴台からは、鎌倉のまちや由比ヶ浜、三浦半島方面が一望できます。

源頼朝が鎌倉に幕府を開いて以降に創建された多くの寺院や神社が谷戸を開発して、狭いながらもできるだけ平地に建てられたのに対して、長谷寺は主要な建物が山すそに地形にそって配置されています。

山号海光山
宗派浄土宗
寺格
本尊十一面観世音菩薩像
創建736年(天平8年)(伝)
開山徳道
開基藤原房前

長谷寺阿弥陀堂には、源頼朝の厄災消除を祈願して造立されたと伝わる阿弥陀如来坐像が安置されています。また、長谷寺には畠山重忠の守り本尊と伝わる仏像も安置されていて、鎌倉時代の武士にゆかりがある仏像も拝観できます。

長谷寺・アジサイと観音堂(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・アジサイと観音堂(撮影日:2021.05.28)
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長谷寺の紫陽花の見ごろは6月上旬~中旬

長谷寺・あじさい路から由比ヶ浜方面を望む(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・あじさい路から由比ヶ浜方面を望む(撮影日:2021.05.28)

例年6月上旬~中旬に見ごろを迎える長谷寺アジサイは、今では観音様と並んでお寺のシンボルのような存在です。
境内の散策路沿いに咲くほか、いろいろな場所に鉢植えのアジサイも飾られていて、最盛期には境内がアジサイであふれます。

とくに、境内の上のほうにある「あじさい路眺望散策路)」は見ごたえがあります。あまりの人気のために、なかなか前へ進めなかったり、入場制限がかけられることもあります。散策路の両側からアジサイの花が迫ってくるような迫力は感じられませんが、シーズン直前の平日は比較的空いているためオススメです。

2023年のあじさい鑑賞について

2023年の長谷寺あじさい路は、6月1日(木曜日)から見ごろ終了まで、拝観券の他に「あじさい路入場券」が必要になります。

大人 拝観料400円+あじさい鑑賞券500円 合計900円
小中学生 拝観料200円+あじさい鑑賞券500円 合計700円

長谷寺の拝観券とあじさい鑑賞券のセットは、日時指定で事前購入することもできます。詳しくは長谷寺公式サイトをご覧ください。

長谷寺・あじさい路(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・あじさい路(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・あじさい路入口前の鉢植えのあじさい(撮影日:2023.05.31)
長谷寺・あじさい路入口前の鉢植えのあじさい(撮影日:2023.05.31)
長谷寺・あじさいの花手水(撮影日:2023.05.31)
長谷寺・あじさいの花手水(撮影日:2023.05.31)
長谷寺・良縁地蔵(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・良縁地蔵(撮影日:2021.05.28)
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長谷寺命名の新種をはじめ40種類の紫陽花

長谷寺・見晴台横のアジサイの鉢植え(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・見晴台横のアジサイの鉢植え(撮影日:2021.05.28)

長谷寺アジサイの特徴の一つに、見られる品種の豊富さをあげることができます。
長谷の潮騒」や「長谷四片よひら」「長谷の祈り」など、長谷寺で命名された新種のアジサイも多く見ることができます。

めずらしい品種は鉢植えで紹介されているのに加えて、「あじさい路」でもよく見かける品種に混じっていろいろな種類のアジサイが植えらえれています。

長谷寺・あじさい路に咲く「アラモード」(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・あじさい路に咲く「アラモード」(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・山門近くに咲くアジサイ(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・山門近くに咲くアジサイ(撮影日:2021.05.28)
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鎌倉を代表する花の寺

長谷寺・春の花で華やぐ境内(撮影日:2018.03.28)
長谷寺・春の花で華やぐ境内(撮影日:2018.03.28)
2024年の長谷寺「梅まつり」(夜間特別拝観・新春御足参り)について

長谷寺では、梅の開花時期にあわせて「梅まつり」が開催されます。あわせて、2月中旬より夜間ライトアップが実施されます。
さらに、2024年2月4日(日曜日)から3月10日(日曜日)まで、観音様の御足に触れることができる「新春御足参り」が行われます。

梅の夜間ライトアップ
期間  2024年2月17日(土曜日)~2月25日(日曜日)予定
時間  日没~18:30最終受付、19:00閉山
拝観料 大人:400円、小学生:200円

詳しくは長谷寺公式サイトをご覧ください。

長谷寺アジサイが有名ですが、それほど混雑しないアジサイの時期以外に行っても、季節の花をたのしむことができます。

とくには、いろいろな品種が植えられていて、1月ごろの黄色いロウバイ黄梅からはじまって、2月から3月にかけては白梅紅梅ピンク色の枝垂れ梅などが、時期をずらして開花していきます。

もちろん、が終わった後はもたのしめます。境内の山全体がソメイヨシノの薄紅色やヤマザクラの白色に染まる姿は、圧巻です。
ちょうどが見ごろになるころに、長谷寺は春の花のピークを迎えます。

長谷寺ではツツジも、ミツバツツジ吉野ツツジなど、いろいろな品種が植えられていて、早咲きのツツジとのコラボレーションをたのしめることもあります。

長谷寺・ツツジと桜のコラボレーション(撮影日:2023.03.27)
長谷寺・ツツジと桜のコラボレーション(撮影日:2023.03.27)
長谷寺・桜で色づく境内の山(撮影日:2022.03.31)
長谷寺・桜で色づく境内の山(撮影日:2022.03.31)

しだれ桜

長谷寺・緑陰の庭のしだれ桜(撮影日:2023.03.27)
長谷寺・緑陰の庭のしだれ桜(撮影日:2023.03.27)

ソメイヨシノ

長谷寺・ソメイヨシノと本堂(撮影日:2023.03.27)
長谷寺・ソメイヨシノと本堂(撮影日:2023.03.27)

利休梅(リキュウバイ)

長谷寺・放生池の利休梅(リキュウバイ)(撮影日:2023.03.27)
長谷寺・放生池の利休梅(リキュウバイ)(撮影日:2023.03.27)

木瓜(ボケ)

長谷寺・放生池の木瓜(ボケ)(撮影日:2023.03.27)
長谷寺・放生池の木瓜(ボケ)(撮影日:2023.03.27)

シャクナゲ

長谷寺・地蔵堂前のシャクナゲ(撮影日:2023.03.27)
長谷寺・地蔵堂前のシャクナゲ(撮影日:2023.03.27)

ツツジ

長谷寺・ツツジと経蔵(輪蔵)(撮影日:2023.03.27)
長谷寺・ツツジと経蔵(輪蔵)(撮影日:2023.03.27)
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幻想的な紅葉や梅のライトアップ

近年、長谷寺では、紅葉や梅の見ごろの時期に、閉門時間をくり下げて、ライトアップが行われます。
人気のイベントのため、毎年多くの人が訪れます。それでも、境内のいたるところにモミジがあり、そのほとんどがライトアップされるため、見どころも混雑も分散されます。
とはいえ、一番人気の放生のライトアップは幻想的で、写真撮影の行列ができるほどです。

長谷寺の紅葉ライトアップ

長谷寺・ライトアップされた紅葉のトンネル(撮影日:2021.12.03)
長谷寺・ライトアップされた紅葉のトンネル(撮影日:2021.12.03)
長谷寺・ライトアップされた山門(撮影日:2021.12.03)
長谷寺・ライトアップされた山門(撮影日:2021.12.03)

長谷寺の梅のライトアップ

長谷寺「梅まつり」・山門近くのライトアップ(撮影日:2024.02.16)
長谷寺「梅まつり」・山門近くのライトアップ(撮影日:2024.02.16)
長谷寺「梅まつり」・梅のライトアップと山門(撮影日:2024.02.16)
長谷寺「梅まつり」・梅のライトアップと山門(撮影日:2024.02.16)
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鎌倉時代以前からの要所

長谷寺がある場所は鎌倉時代の鎌倉の中心地からは少し離れています。鎌倉時代に開削された大仏切通極楽寺坂切通に近く、中世の基準では鎌倉のふちにあたる場所と言えます。
しかし、長谷周辺には、鎌倉最古の神社と言われる甘縄神明神社や平安時代創建と伝わる御霊神社(権五郎神社)などの古社も多く、古東海道(古代東海道)沿いでもあるこの地は、源頼朝の鎌倉入り以前は鎌倉の中心地と言えるような場所であったことがうかがい知れます。

長谷寺・見晴台から由比ヶ浜方面を望む(撮影日:2021.05.28)
長谷寺・見晴台から由比ヶ浜方面を望む(撮影日:2021.05.28)
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長谷寺(長谷観音)周辺の見どころ

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長谷寺(長谷観音)関連の特集

【2024 No.4】特集 | 鎌倉梅の名所
【2024 No.6】特集 | 鎌倉桜の名所
【2023 No.8】特集 | 鎌倉あじさいの名所
【2023 No.11】特集 | 晩秋の鎌倉・モミジ&カエデの紅葉
【2023 No.11】特集 | 晩秋の鎌倉・イチョウの黄葉

DATA

住所 鎌倉市長谷3-11-2
アクセス
行き方

●徒歩の場合
江ノ電「長谷駅」より徒歩約5分

●バス利用の場合
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、江ノ電バス「藤沢駅南口(富士見ヶ丘経由)」、「七里ヶ浜」行きなど、京急バス「鎌倉山」行き、「大船駅東口(ルミネ下)」行きなどの、いずれも「大仏方面」行きで、『長谷観音』下車徒歩約3分

駐車場 あり(有料)
営業時間

<拝観時間>
3月~9月 8:00~17:00(閉山17:30 )
10月~2月 8:00~16:30(閉山17:00)

料金

大人400円
小学生200円
※「観音ミュージアム」の入館は別料金。
※あじさいの季節にあじさい路に入る場合は別途「あじさい鑑賞券」の購入が必要。

電話番号 0467-22-6300
ウェブサイト https://www.hasedera.jp
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