鎌倉・坂ノ下にある御霊神社は、たしかな創建時期は分かっていませんが、鎌倉幕府成立前の平安時代からある神社です。
当初は鎌倉・梶原・村岡・長尾・大庭の関東平氏の先祖の霊を祀っていました。その後、鎌倉権五郎景政の武勇が名高いため、景政を祀るようになり、「五霊」が「御霊」に転じたと言われています(諸説あり)。
鎌倉権五郎景政は平安時代に活躍した武士で、16歳の時、源義家に従って後三年の役に従軍した際には、左目を射抜かれながらも敵を倒したというエピソードが伝わっています。
「権五郎神社」という通称でも親しまれています。
例年9月の祭礼で行われる面行列「面掛行列」は、全国的に希少となった中世の「伎楽面風流」に起源があるとされ、県指定無形民俗文化財に指定されています。
主祭神 | 鎌倉権五郎景政 |
社格等 | 村社 |
創建 | 不詳 (平安時代後期) |
御霊神社(権五郎神社)は、鳥居のすぐ前を江ノ電が走っていて、とても鎌倉らしい風景を感じられます。
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四季が凝縮された境内

御霊神社は小さな境内ですが、春の桜、初夏の紫陽花、秋にはイチョウの黄葉と、四季ごとに味わい深い印象を与えてくれます。
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境内のすぐ前を江ノ電が走る

御霊神社の境内は江ノ電の線路に接していて、鳥居の前にすぐ踏切があります。
似たようなロケーションは北鎌倉の円覚寺とJR横須賀線の踏切にも見られますが、御霊神社のほうが小ぢんまりとしていて、線路までが近く、より一体感があります。
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御神木たぶの木

御霊神社(権五郎神社)の境内に立つ御神木のタブノキは、樹齢約400年と言われ、「かながわの名木100選」や鎌倉市の天然記念物に指定されています。
御霊神社(権五郎神社)周辺の見どころ




