北鎌倉古民家ミュージアムは、北鎌倉駅の駅近、円覚寺のお隣りにある、再生した古民家を利用した美術館です。
毎回趣向をこらした展覧会はもちろんのこと、築100年以上の3棟の建物を合体・再生した古民家自体も、見どころの一つです。
北鎌倉古民家ミュージアムは、以前は鎌倉古陶美術館として営業していましたが、現在は和のアートや地元・鎌倉関連など幅広いテーマの展覧会が開かれています。(展示替えのための休館期間があります)
古民家内に併設されている売店では、展覧会に関連したグッズの購入もできます。
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築100年以上の3棟の古民家を合体・再生
北鎌倉古民家ミュージアムの建物は、福井県にあった古民家と板倉(板材の壁で作られた倉)と、横浜市磯子区にあった古い料亭の計3棟を移築して、合体・再生したものです。横浜市磯子区の建物も、元は別の場所にあったものを移築したものです。
それぞれの建物は築年などの詳細は不明なものの、概ね江戸後期から明治初期の建築とのことですので、ゆうに築100年は超えているということになります。古民家の収集と準備・移築再生には、10年以上を費やしたと言います。
豪雪地帯の建物特有の太い立派な柱や梁
古民家内部では、豪雪地帯の古い建物特有の太い立派な柱が見られます。
こちらも古民家特有の、むき出しの梁も見ごたえがあります。梁は、2階からもよく観察できます。
毎年人気の「あじさいの小径とあじさい展」
北鎌倉古民家ミュージアムの展覧会は、基本的には毎回異なるテーマで開催されていますが、毎年初夏は「あじさいの小径とあじさい展」の開催が定番化しています。
「あじさいの小径とあじさい展」では、中庭の小路沿いや建物の周囲があじさいで彩られます。鉢植えのヤマアジサイを中心に、100種類以上のあじさいを鑑賞できます。また、古民家内でもあじさいをモチーフにした美術品が展示されるため、一般的なあじさいの名所とは違ったたのしみ方をできます。
北鎌倉古民家ミュージアムの前の通りは、北鎌倉駅から、あじさい寺として知られ、鎌倉でも1、2を争うあじさいの名所の明月院に続く道のため、毎年初夏は人通りの絶えることがありませんが、ここは素通りしてしまう方が多いです。
北鎌倉古民家ミュージアムは、寺社のあじさいとは一味違う、古民家ミュージアムならではのあじさいをたのしめる穴場スポットとしてもオススメです。
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