鶴岡八幡宮は、初春から本格的な春にかけて初詣の参拝や合格祈願などで賑わいます。その陰に隠れがちですが、この季節の鶴岡八幡宮は鎌倉を代表するぼたん(牡丹)の名所でもあります。
鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園がある場所は、若宮大路・段葛側の三の鳥居から境内に入ってすぐ右手にある源氏池のほとりです。源氏池はその周囲を回遊できるようになっていて、その半周ほどが正月ぼたんと春ぼたんの季節に神苑ぼたん庭園として開園されます。
神苑ぼたん庭園は、ぼたんの開花時期は有料ですが、それ以外の季節も無料の池泉回遊式庭園として開園していることがあります(閉園している時期もあります)。池泉回遊式庭園は、混雑していることが多い鶴岡八幡宮の境内のなかでは、比較的落ち着いて過ごすことができる、穴場的なスポットでもあります。
鶴岡八幡宮 神苑ぼたん庭園の見ごろ時期
一般的に、ぼたん(牡丹)の見ごろは4月~5月ごろが多いです。しかし、鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園では、元旦ごろから開花する正月ぼたんも植栽されます。春にたのしめるぼたんも植えられますので、正月ぼたんと春ぼたんの二度たのしめるのが鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園の特徴です。
※近年の実績です。ぼたんの植栽や開花状況、神苑ぼたん庭園の開園時期は、年によって変わる可能性もあります。
正月ぼたん
春ぼたん
神苑ぼたん庭園・池泉回遊式庭園で見られる花々
神苑ぼたん庭園として開園していない時期でも、池泉回遊式庭園ではさまざまな花を見ることができます。もちろん、春には桜もたのしめます。
池泉回遊式庭園の見どころ
落ちついた池泉回遊式庭園は、鶴岡八幡宮の定番スポットとはまた違った魅力を感じられる場所です。所々にベンチも用意されていますので、開園している場合は散策してみることをおすすめします。