海の公園は、横浜で唯一、海水浴場が開設される海浜公園です。約1kmに渡る砂浜を中心に、公園内には、ビーチバレー場、ウインドサーフィン艇庫といったマリンスポーツ施設の他、芝生のグラウンド「なぎさ広場」やバーベキュー場、無料の休憩施設などがあります。
シーサイドラインの駅からも近く、駐車場も完備されていることから、春からの潮干狩りシーズンや、夏の海水浴シーズンには、多くの人が訪れます。
2024年海水浴場 | ○ 7月13日(土)~8月31日(土) 8:30~17:00 |
2024年海の家開設 | ○ ・海水浴場開設期間中、無料で利用できる更衣室や水シャワーあり ・常設の休憩所や売店あり |
公衆トイレ | ○ |
駐車場 | ○ |
例年夏に海の公園では「金沢まつり花火大会」が開催されます。対岸の八景島シーパラダイスの花火大会も間近で鑑賞することができ、時期によって夜もたのしめる公園です。
![海の公園・対岸は八景島シーパラダイス(撮影日:2020.08.15)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2021/04/716eacc32c69fc36cb465302d5580195-1132x755.jpg)
INDEX
初夏は潮干狩り、夏は海水浴場として人気の砂浜
![海の公園・潮干狩りシーズンの海岸(撮影日:2023.06.07)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2023/06/93fa1dd888534d01cf52219e550fa0fc-1200x800.jpg)
海の公園は、夏は横浜唯一の海水浴場として利用される他、無料でたのしめる潮干狩りも人気があります。
潮干狩りができる海岸は横浜や三浦半島では貴重な存在で、例年潮干狩りシーズンとなる3月中旬から6月ごろは、休日を中心に混雑します。
海の公園では、アサリなどの貝類が自然繁殖しています。この貴重な海岸で、毎年潮干狩りをたのしめるように、大量採取を規制する潮干狩りのルールが定められています。
潮干狩りのルール
- 幅15㎝を超える貝採り器具の使用は禁止。(ジョレンや忍者熊手は幅15㎝以下でも禁止)
- 2㎝以下の稚貝の採取は禁止。
- 一人が一度に採る貝の量は、2㎏以内まで。
※海の公園公式サイトより抜粋
海の公園には、通年利用できる足洗い場などの水遊びをするための施設が充実していますので、潮干狩りや海水浴シーズン以外の暖かい日でも、気軽に海をたのしめる公園としてオススメです。
磯遊びや釣りなどを楽しめる八景島駅周辺の海岸
![海の公園・磯場(撮影日:2023.06.07)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2023/06/fe34a25bcde6e71c01de36445dc5ae5b-1200x800.jpg)
海の公園には、砂浜の左手(八景島駅側)に磯場もあり、磯遊びもたのしめます。
また、この磯場の近くには釣りができる岸壁もあります。(釣りができるエリアは指定されています)
![海の公園・八景島駅近くの釣りができる岸壁(撮影日:2023.06.07)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2023/06/928112bf165ea343bc4ff9f0871ed4a1-1200x800.jpg)
金沢地先埋立事業によって誕生した人口の海浜
海の公園の海岸は、人工の砂浜です。「金沢地先埋立事業」の一環として、千葉県から運んだ砂で整備されました。
海の公園と同じころに整備されたのが、対岸に見える八景島シーパラダイスです。
「金沢地先埋立事業」は、1960年代に策定された都市計画「横浜市六大事業」の一つで、横浜の都市部にあった工場を移転させて、都市部を再整備するとともに、埋め立て地を新規開発するというものでした。
金沢シーサイドラインや国道357号沿いの工場や倉庫、住宅地などがこれにあたります。
海の公園はこの事業のもっとも南に位置する場所に整備された海浜公園です。
この開発からは外れて、横浜で唯一残った自然の海岸が野島公園の中にわずかに残っています。
![海の公園・砂浜より野島方面を望む(撮影日:2020.08.15)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2021/04/3485efa77f1c98196e23b6f557dc75d2-1200x800.jpg)
かつての景勝地「金沢八景」の一つ
![海の公園・野島から望む海の公園全景(撮影日:2020.08.15)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2021/04/9790e51af3f8a8941c0f241f4f36bc96-1200x800.jpg)
海の公園が埋め立てられる前の旧海岸線は、鎌倉時代に創建された称名寺や、その裏山にあたる称名寺市民の森のふもと近くにあり、景勝地として知られていました。
江戸時代に歌川広重によって描かれた『金沢八景』のうち、「称名晩鐘」と「乙艫帰帆」は、海の公園の近くの旧海岸線を描いたものです。
![](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2022/11/f49d361a5c181a50196edb1687b60ae7-320x213.jpg)
![](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2021/06/50f4f8ff0cf4ebe02f3aafb85d7a9590-320x213.jpg)
スポーツ施設としても充実
![海の公園・ビーチバレー場(撮影日:2020.08.15)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2021/04/60a6612c8d4eabee8f626c16e61390e4-1132x755.jpg)
海の公園はスポーツ施設も充実しています。砂浜にあるビーチバレー場は海浜公園らしい施設ですが、この他にもサッカーなどがたのしめる多目的グラウンドなどがあります。
また、公園内にはウィンドサーフィン艇庫(有料)もあり、マリンスポーツも盛んにおこなわれています。海の公園周辺には、マリンスポーツのショップも点在しています。
施設によって事前登録が必要なものがありますので、詳しい利用方法は「海の公園公式サイト」をご覧ください。
![海の公園・多目的グラウンド(撮影日:2020.08.15)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2021/04/08f79454f4903271af5affcaead5e4e4-1132x755.jpg)
松林の中の芝生広場で過ごすのもオススメ
![海の公園・松林の中の芝生広場(撮影日:2020.08.15)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2021/04/d705a0051879eb16a36ae86e18e76818-1132x755.jpg)
海岸に並行して、公園内にはランニングや散策ができる園路が整備されています。この園路の周辺は松林が植えられている芝生広場になっています。
暑い夏の日も、砂浜やバーベキューなどでたのしむのではなく、松林の木陰でのんびり過ごすのもぜいたくな時間です。
![海の公園・柴口休憩所(撮影日:2020.08.15)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2021/04/61f474c4653ce27c50a2e2cf1f8811e0-1132x755.jpg)
海の公園は横浜金沢の桜の穴場スポット
![海の公園・園路沿いの桜-1(撮影日:2023.03.29)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2023/04/d060e89f2ecc69e5ce31a99fa36269d1-1200x800.jpg)
海でのアクテビティや松林のイメージが強い海の公園ですが、春になって桜が開花すると、その多さに気づくことになります。海の公園では、オオシマザクラやヤマザクラなど、さまざまな種類の桜を見ることができます。
残念ながら、お花見をしやすい芝生広場沿いに桜の木は多くありませんが、園路沿いで見られますので、散策やランニングをしながらたのしめます。
![海の公園・園路沿いの桜-2(撮影日:2023.03.29)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2023/04/2ff851680d47d436c9f6d2961c3e117e-1200x800.jpg)
黄緑色の花を咲かせる桜「御衣黄(ギョイコウ)」
![海の公園・満開の御衣黄桜(ギョイコウ)(撮影日:2024.04.16)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2024/04/81993be39f8a4ac363466a265be212ad-1200x800.jpg)
海の公園の中央、海側には、黄緑色の花を咲かせるめずらしい桜「御衣黄(ギョイコウ)」の木が3本あります。開花していても、遠目から見ると、まわりの新緑や松の木に紛れて分かりにくいですが、近づいて見ると、たしかに黄緑色をした桜の花であることが分かります。花の中央部が赤みを帯びてくると、開花のピークを迎えたことのサインです。
海の公園の御衣黄桜の見ごろ時期は、ソメイヨシノやオオシマザクラといった定番の桜が葉桜になるころです。
![海の公園・御衣黄桜(ギョイコウ)の木(撮影日:2024.04.16)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2024/04/da11e9f83483ca1d89a18b652f45d5d5-1200x800.jpg)
駐車場完備で駅近の海の公園
![海の公園柴口駅(撮影日:2020.08.15)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2022/10/4cb04fbed52859c78a696ec46423012e-1200x800.jpg)
海の公園には広い駐車場がある他、金沢シーサイドラインの海の公園南口駅と海の公園柴口駅という2つの駅が併設されているため、交通のアクセスが良いことも魅力の一つです。
海の公園を挟んだ、金沢八景駅から八景島駅にかけてのシーサイドラインは、平潟湾を横断したり海沿いの高架橋の上を走りますので、ちょっとしたアトラクションのようにもたのしめます。
駅近の海の公園は、気軽に気分転換に訪れることができる、まちなかのオアシスのような場所です。潮干狩りシーズンや、海水浴シーズン以外は、混雑を避けられる穴場スポットでもあります。
![海の公園の夕暮れ(撮影日:2023.03.07)](https://miurahantou.jp/wp-content/uploads/2023/03/b5444ae559974e3ce61de87314d57fc3-1200x800.jpg)
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