海の公園は、横浜で唯一、海水浴場が開設される海浜公園です。約1kmに渡る砂浜を中心に、公園内には、ビーチバレー場、ウインドサーフィン艇庫といったマリンスポーツ施設の他、芝生のグラウンド「なぎさ広場」やバーベキュー場、無料の休憩施設などがあります。
シーサイドラインの駅からも近く、春からの潮干狩りシーズンや、夏の海水浴シーズンには、多くの人が訪れます。
2023年海水浴場 | ○ 7月8日(土)~8月31日(木) 8:30~17:00 |
2023年海の家開設 | ○ ・海水浴場開設期間中、無料で利用できる更衣室や水シャワーあり ・常設の休憩所や売店あり |
公衆トイレ | ○ |
駐車場 | ○ |
例年夏に海の公園では「金沢まつり花火大会」が開催されます。対岸の八景島シーパラダイスの花火大会も間近で鑑賞することができ、時期によって夜もたのしめる公園です。
INDEX
潮干狩りが人気の砂浜

海の公園の海岸は、人工の砂浜です。「金沢地先埋立事業」の一環として、千葉県から運んだ砂で整備されました。
海の公園と同じころに整備されたのが、対岸に見える八景島シーパラダイスです。
「金沢地先埋立事業」は、1960年代に策定された都市計画「横浜市六大事業」の一つで、横浜の都市部にあった工場を移転させて、都市部を再整備するとともに、埋め立て地を新規開発するというものでした。
金沢シーサイドラインや国道357号沿いの工場や倉庫、住宅地などがこれにあたります。
海の公園はこの事業のもっとも南に位置する場所に整備された海浜公園です。
この開発からは外れて、横浜で唯一残った自然の海岸が野島公園の中にわずかに残っています。
海の公園は、夏は横浜唯一の海水浴場として利用される他、無料でたのしめる潮干狩りも人気があります。海岸の左手(八景島駅側)には磯もあり、磯遊びもたのしめます。

かつての景勝地「金沢八景」の一つ

海の公園が埋め立てる前の旧海岸線は、鎌倉時代に創建された称名寺や、その裏山にあたる称名寺市民の森のふもと近くにあり、景勝地として知られていました。
江戸時代に歌川広重によって描かれた『金沢八景』のうち、「称名晩鐘」と「乙艫帰帆」は、海の公園の近くの旧海岸線を描いたものです。


スポーツ施設としても充実

海の公園はスポーツ施設も充実しています。砂浜にあるビーチバレー場は海浜公園らしい施設ですが、この他にもサッカーなどがたのしめる多目的グラウンドなどがあります。
施設によって事前登録が必要なものがありますので、詳しい利用方法は「海の公園公式サイト」をご覧ください。

松林の中の芝生広場で過ごすのもオススメ

海岸に並行して、公園内にはランニングや散策ができる園路が整備されています。この園路の周辺は松林が植えられている芝生広場になっています。
暑い夏の日も、砂浜やバーベキューなどでたのしむのではなく、松林の木陰でのんびり過ごすのもぜいたくな時間です。

海の公園は横浜金沢の桜の穴場スポット

海でのアクテビティや松林のイメージが強い海の公園ですが、春になって桜が開花すると、その多さに気づくことになります。海の公園では、オオシマザクラやヤマザクラを中心に、さまざまな種類の桜を見ることができます。
残念ながら、お花見をしやすい芝生広場沿いに桜の木は多くありませんが、園路沿いで見られますので、散策やランニングをしながらたのしめます。

駐車場完備で駅近の海の公園

海の公園には広い駐車場がある他、金沢シーサイドラインの海の公園南口駅と海の公園柴口駅という2つの駅が併設されているため、交通のアクセスが良いことも魅力の一つです。
海の公園を挟んだ、金沢八景駅から八景島駅にかけてのシーサイドラインは、平潟湾を横断したり海沿いの高架橋の上を走りますので、ちょっとしたアトラクションのようにもたのしめます。
駅近の海の公園は、気軽に気分転換に訪れることができる、まちなかのオアシスのような場所です。潮干狩りシーズンや、海水浴シーズン以外は、混雑を避けられる穴場スポットでもあります。

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