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来福寺 | 和田義盛の菩提寺で格式高い真宗大谷派の三浦の古刹

来福寺(撮影日:2022.01.26) 三浦
来福寺(撮影日:2022.01.26)

来福寺らいふくじは、平安時代後期から鎌倉時代前期に活躍した三浦一族の武将・和田義盛わだ よしもりの菩提寺です。
開基の祐憲は、三浦大介義明みうら おおすけ よしあきのひ孫にあたる佐原六郎政村のことで、出家して天台宗の門に入った後の法名です。

江戸時代の元和年間(1615年~1624年)に浄土真宗に改修して、さらに、1716年(享保元年)には、現在の真宗大谷派(東本願寺末寺)に転派しています。

幕末には近くに海防陣屋が設けられていたこともあり、異郷の地で亡くなった彦根藩士長州藩士が、来福寺の境内に葬られています。

堂々とした風格の寺院ですが、観光地化された寺ではありませんので、鎌倉の名刹・古刹とは違った素朴さが残っています。

山号鹿穴山 または 和田山
宗派真宗大谷派
寺格
本尊阿弥陀如来
創建1206~7年(建永年間)
開山祐憲(佐原政村)
開基和田義盛
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鎌倉を追われ、和田の地からも移転を余儀なくされた義盛の寺

来福寺は、1206年ごろ(建永年間)に、和田義盛によって、鎌倉の名越なごえに建立されました。名越は、鎌倉と逗子の間にあり、鎌倉から見た場合、三浦半島の入口にあたる場所です。

1217年(建保5年)には、和田義盛の本拠地であった、三浦半島南西部の和田の地(現在の三浦市初声町和田)に移転しています。建立からここまでに何があったのかと言えば、1213年(建暦3年)に和田義盛の乱和田合戦)が起こり、和田義盛とその一族は滅ぼされてしまいました。

時は北条氏が執権体制を盤石なものにする最終段階に入ってきているころで、逆臣となった和田義盛の寺が、鎌倉に居づらいのは分かる話です。
和田の地に移った後も、度重なる台風の被害を受けたため、1670年(寛文10年)に、背後に山があって風よけになる、現在寺がある鹿穴しゃあな(三浦市南下浦町上宮田の字名)に移転しました。
和田山」という山号も残っていますが、これは移転前の和田時代のものでしょう。

来福寺・山門を正面から見る(撮影日:2022.01.26)
来福寺・山門を正面から見る(撮影日:2022.01.26)
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寺に伝わる和田義盛ゆかりの品々

来福寺には、寺宝として、室町時代の作と伝わる和田義盛の木像が安置されています。また、義盛が戦の際に身に付けていて矢を除けることができたと言われる「矢除けの鏡」など、義盛が所持していたとされる品も寺宝として伝わっています。
変わったものでは、巴御前が所持していたとされる品も伝えられています。巴御前は、木曽義仲に仕える女武者であり妾だったとされる人物ですが、義仲の死後は、和田義盛の館でかくまわれていたとする言い伝えや義盛の妻になったという伝承も残されています。

来福寺・本堂から境内を望む(撮影日:2022.01.26)
来福寺・本堂から境内を望む(撮影日:2022.01.26)
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堂々とした風格を感じられる来福寺の伽藍

来福寺の本堂や山門は、鎌倉以南の三浦半島では他に見られない、堂々とした風格を感じられるものです。

本堂は、本山免許を持つ格式の造りで、おそらく、鎌倉以南の三浦半島では最大級のお堂でしょう。少し離れた台地の上を走る県道214号(武上宮田線)や山門前の1段高い丘の上にある駐車場から見下ろすと(当ページのカバー画像参照)、まわりに高い山や建物がないこともあり、その大きさが目をひきます。
三浦氏の家紋である「丸に三つ引き」も、随所で見られます。

本堂

来福寺・本堂(撮影日:2022.01.26)
来福寺・本堂(撮影日:2022.01.26)

山門

来福寺・山門を斜め前から見る(撮影日:2022.01.26)
来福寺・山門を斜め前から見る(撮影日:2022.01.26)

鐘楼

来福寺・鐘楼(撮影日:2022.01.26)
来福寺・鐘楼(撮影日:2022.01.26)

一光一仏の碑と地蔵尊

来福寺・地蔵尊(撮影日:2022.01.26)
来福寺・地蔵尊(撮影日:2022.01.26)
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来福寺周辺の見どころ

以下のリンク先からその他の【和田義盛ゆかりの地】もご覧ください

和田義盛ゆかりの地

DATA

住所 三浦市南下浦町上宮田1859
アクセス
行き方

●徒歩の場合
京急久里浜線「三浦海岸駅」より、徒歩約15分

●バス利用の場合
京急久里浜線「三浦海岸駅」より、京急バス「横須賀市民病院」行き、「衣笠十字路」行きにて「池代」下車、徒歩約5分

駐車場 あり
料金

無料(志納)

電話番号 046-888-2490
※掲載の内容は、予告なく変更となっている場合があることをご了承ください。

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