2024年の三浦半島の桜まつりは、2023年同様、新型コロナウィルス感染症による制限はほぼ緩和されて、例年通り開催が予定されています。桜まつりのお楽しみの一つが夜桜だという人も少なくないでしょう。ピンク色に浮かび上がるライトアップされた桜は、美しさも倍増します。
本特集では、そんな夜桜を楽しめる横須賀と鎌倉のお花見スポットをご紹介します。
桜まつり以外の夜桜スポット
若宮大路・段葛の夜桜
鎌倉駅近くに建つ二の鳥居から鶴岡八幡宮の境内に向かって一直線にのびている段葛は、道の両側の下の方に電灯がついています。結果的に、桜が開花する時期は、桜を下から照らすようにライトアップするかたちになり、夜桜の散策を楽しむことができます。
無数の灯籠や電灯とライトアップされた桜並木は、なんとも幻想的で、春の夜のお散歩を楽しむのにはうってつけです。
鎌倉の夜は早いため、若宮大路の沿道のお店の多くは、夜桜を楽しめる時間には閉店時間を過ぎています。したがって夜は、真ん中の段葛を歩くのに限るでしょう。
もちろん、この段葛の夜桜を楽しむだけでも、春の夜の鎌倉は訪れる価値があります。
鶴岡八幡宮境内の夜桜
鎌倉の夜桜は段葛のライトアップに人気が集中しがちですが、その先にある鶴岡八幡宮境内の桜も、ところどころライトアップされます。
段葛の夜桜は多くの人が訪れて賑わいますが、昼間とはまた違った雰囲気の、本来の厳かな、夜の鶴岡八幡宮境内の桜のライトアップもキレイです。
ヴェルニー公園の夜桜
JR横須賀線の横須賀駅と、京急線汐入駅方面との行き来に、遊歩道のように利用されるヴェルニー公園は、比較的夜でも明るい公園です。
ヴェルニー公園には、汐入駅寄りのよこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸の近くと、横須賀駅寄りの逸見波止場衛門の近くの、二か所にさくらの広場があります。そのどちらでも、夜桜を楽しむことができます。
ヴェルニー公園の無数の電灯と横須賀港の艦船や港湾施設が織りなす夜景は、桜の時期ではなくても、横須賀ならではの景観を楽しめる場所としてオススメです。
注:実際の見た目は、まわりの電灯の色の影響で、写真よりオレンジ色がかって見えます。
夜桜を楽しめる桜まつり
衣笠さくら祭
「衣笠さくら祭」は、古くから横須賀有数の桜の名所として親しまれている衣笠山公園で開催されるお祭りです。衣笠山公園では、山の中に約2,000本の桜の木が植栽されて「日本さくら名所100選」や「かながわの花の名所100選」に選ばれています。横須賀の中でももっとも古い歴史を持つ桜まつりの一つで、2024年で「72回」を数えます。
「第72回衣笠さくら祭」開催期間中は、「下の広場」でイベントが開かれる他、4月7日日曜日までの18時から20時まではライトアップが行われます。
※桜の開花状況によって、変更となる場合もあります。
塚山公園さくら祭
「塚山公園さくら祭」は、約1,000本の桜が植えられている横須賀でも有数のお花見スポットである塚山公園で開催されるお祭りです。塚山公園は、ソメイヨシノで「かながわの花の名所100選」に選ばれています。園内にはソメイヨシノが多いですが、オオシマザクラやヤマザクラなど、いろいろな種類の桜を鑑賞できます。
さくら谷と呼ばれる傾斜地はお花見に最適な場所で、夜には灯りが点されて、夜桜を楽しめます。
船越南郷公園桜まつり
「船越南郷公園桜まつり」は、京急田浦駅のすぐ裏手にある船越南郷公園で桜の開花時期にあわせて開かれるお祭りです。「船越南郷公園桜まつり」開催期間中、夜は、桜の木の下に飾られたぼんぼりに灯りが点されて、夜桜を楽しめます。
横須賀の桜の名所は駅から遠い場所が多いですが、船越南郷公園から徒歩約3分の好立地にある、貴重な駅近のお花見スポットです。
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