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秋谷の立石 [かながわの景勝50選]・立石海岸 [関東の富士見百景] | 無料駐車場のある絶景スポット

秋谷の立石(撮影日:2023.12.17) 横須賀
秋谷の立石(撮影日:2023.12.17)
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秋谷の立石あきやのたていし」は、相模湾に面した、富士山を望む絶景スポットです。江戸時代後期に活躍した浮世絵師、初代・歌川広重安藤広重)による「相州三浦秋屋の里」に描かれたことで有名です。

立石」とは波打ち際に立つ巨岩のことで、高さ約12m、周囲約30mあります。この立石が立つ周辺の海岸は立石海岸と呼ばれていて、周辺は、横須賀市によって立石公園として整備されています。
これらに隣接する神奈川県の県営立石駐車場は、1年を通して無料のため人気があります。海に面していて、秋谷の立石富士山を望む絶景スポットにある立石駐車場は、駐車場自体が目的地になるような三浦半島屈指の人気スポットです。

古くから三浦半島を代表する景勝地のひとつであった立石は、神奈川県による選出の「かながわの景勝50選」に「秋谷の立石」として選ばれています。また、立石海岸から見る富士山の景色が、国土交通省選出の「関東の富士見百景」にも選ばれています。

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現代人も愛してやまない秋谷の立石の魅力

秋谷の立石とパール富士(撮影日:2021.02.28)
秋谷の立石とパール富士(撮影日:2021.02.28)

浮世絵の世界に描かれた秋谷の立石は、現代でも富士山の人気撮影スポットとしてよく知られています。単に富士山を見られる場所ということであれば、三浦半島の相模湾に面した、鎌倉・逗子・葉山・横須賀・三浦に数多くあります。

しかし、秋谷の立石には、他のどの場所とも違う、人々をひきつけてやまない魅力があります。それは、初代・歌川広重が「相州三浦秋屋の里」に描いたような、自然の造形美を持っているからにほかなりません。

巨岩の「立石」はもちろんのこと、その背後で海に突き出た「梵天の鼻ぼんてんのはな」とその岬の上に控えめにのぞく「松の木々」、立石海岸に打ち寄せる「白波」、そして、その海の向こうにそびえる「富士山や箱根の山々」。
これらの構図が完ぺきなまでの美しさのため、秋谷の立石は今もなお人々を魅了し続けていると言えます。

なお、初代・歌川広重が「相州三浦秋屋の里」に描いた浮世絵の構図は、現在の秋谷海岸の南側から見た景色だと考えられます。けれども、今では、県営立石駐車場やその周辺には人工的な建造物も少なくありませんので、それらが視界に入らない、「かながわの景勝50選」の「秋谷の立石」の石碑が建つ立石駐車場の突端や立石海岸から見る風景をおすすめします。

また、「相州三浦秋屋の里」と同時代の江戸後期に編さんされた地誌「新編相模国風土記稿」では、秋谷から富士山方面の景色を描いた「相州三浦秋屋の里」とは反対側の、秋谷から見た佐島の天神島、三崎や城ヶ島、伊豆大島方面の景色の素晴らしさを、絵図付きで解説しています。
ほとんど注目されることはありませんが、「立石の裏側」から望む三浦半島南部や伊豆大島方面もじゅうぶん美しい景色ですので、眺めてみると良いでしょう。

立石駐車場のかながわの景勝50選「秋谷の立石」の石碑(撮影日:2023.12.17)
立石駐車場のかながわの景勝50選「秋谷の立石」の石碑(撮影日:2023.12.17)
秋谷の立石を裏側から望む(撮影日:2021.07.20)
秋谷の立石を裏側から望む(撮影日:2021.07.20)
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土日も夏休みも無料のため人気の県営立石駐車場

県営立石駐車場(撮影日:2021.07.20)
県営立石駐車場(撮影日:2021.07.20)

県営立石駐車場は、海に面した景勝地にある駐車場ということに加えて、ゴールデンウィークや夏休みなどの繁忙期を含め、1年を通して無料で利用できるため、三浦半島でも有数の人気の駐車場です。

立石駐車場はシーズンオフは24時間利用できますが、7月と8月の夜間は閉鎖されて利用できなくなりますので、注意が必要です。(7月と8月は6:00~20:00の間、利用可)
また、このあたりの公衆トイレも、立石駐車場に設置されています。

ただ、立石駐車場はそれほど大きな駐車場ではありませんので、季節を問わず、休日を中心に満車となったり混雑していることが多いです。駐車場の手前では、終日、入場待ちのクルマが列をなしているという日もめずらしくありません(立石駐車場前の国道134号で駐車待ちをすることはできません。駐車待ちができるのは、国道134号と立石駐車場の間のアプローチだけです)。

休日はこの立石駐車場を起点に、ビーカー入りプリンで有名な「マーロウ」やレストラン「Don」などの、周辺のオーシャンビューの人気店めぐりをする人も多く見られます。
平日も、公衆トイレのある無料駐車場ということで、地域をまわる企業の営業車の休憩に使われることが多く、休日とは雰囲気が異なりますが、やはり混雑しています。

秋谷の立石のマジックアワーを県営立石駐車場から望む(撮影日:2022.05.06)
秋谷の立石のマジックアワーを県営立石駐車場から望む(撮影日:2022.05.06)
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磯遊びも楽しめる立石海岸や梵天の鼻

立石公園・梵天の鼻の北側の海岸(撮影日:2019.08.03)
立石海岸・梵天の鼻の北側の海岸(撮影日:2019.08.03)

立石海岸から突き出た小さな岬「梵天の鼻」の周辺には、北側と南側それぞれに小さな砂浜があります。この梵天の鼻周辺のとくに北側の海岸は、プライヴェートビーチ感があって穴場と言えます。
また、梵天の鼻の岬周辺は岩礁になっているため、磯遊びをたのしむことができます。

ただし、立石海岸は、潮が引いたときには海面から岩礁が現われますし、海水浴場が開設されるような海岸ではありませんので、遠泳をするような場所ではありません。

立石海岸県営立石駐車場を挟んだ南側には、かつては海水浴場も開設されていたような広い砂浜を持つ秋谷海岸が広がっていますので、用途や気分によって使い分けると良いでしょう。

2024年海水浴場×
立石海岸・秋谷海岸は海水浴場ではありません
2024年海の家開設×
公衆トイレ
県営立石駐車場にあり
駐車場
県営立石駐車場:7/1~8/31は6:00~20:00まで駐車可能
立石海岸・梵天の鼻の南側の海岸(撮影日:2021.07.20)
立石海岸・梵天の鼻の南側の海岸(撮影日:2021.07.20)
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秋谷の立石・立石海岸周辺の見どころ

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立石駐車場以外の海沿いの駐車場

三浦半島は海に囲まれていますが、県営立石駐車場のように、海岸線ギリギリにクルマを停められるようなロケーションで、それなりの台数が停められる駐車場というのは限られています。ここでは、立石駐車場と同じように夕日を楽しめる相模湾沿いの駐車場を紹介します。

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DATA

住所 横須賀市秋谷3丁目
アクセス
行き方

JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より、京急バス「長井」行き、「横須賀市民病院」行き、「佐島マリーナ入口」行きなどの秋谷方面行きにて『立石』下車

駐車場 あり(無料)※県営立石駐車場
営業時間

24時間入園可能
※県営立石駐車場:7/1~8/31は6:00~20:00まで駐車可能

休業日 なし
料金

無料

電話番号 県営立石駐車場(神奈川県横須賀土木事務所):046-853-8800
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