秋谷海岸は、相模湾を望む景勝地である立石公園に隣接した海岸です。
年間を通して無料の県営立石駐車場に隣接していて車でのアクセスが良いため、海水浴場は開設されない海岸としては人気の高いビーチです。とくに、夏季や土休日の県営立石駐車場は、午前中の早い時間帯に満車となることが多いです。(貴重な幹線沿いの無料駐車場のため、平日も業務用の車両が休憩で利用していることが多いです)
秋谷海岸の近くには人気の飲食店も少なくなく、このあたりの国道134号は鎌倉や江の島方面ほどは混むこともないため、ドライブがてらに訪れるのもオススメです。
2024年海水浴場 | × 秋谷海岸は海水浴場ではありません |
2024年海の家開設 | × |
公衆トイレ | ○ 県営立石駐車場にあり |
駐車場 | ○ 県営立石駐車場:7/1~8/31は6:00~20:00まで駐車可能 |
秋谷と言えば、初代・歌川広重が「相州三浦秋屋の里」に描いた浮世絵が有名です。写真の撮影スポットとしては「かながわの景勝50選」の記念碑が建っている県営立石駐車場が定番ですが、「相州三浦秋屋の里」の構図はそこからのものではなく、秋谷海岸の南側からやや俯瞰の視点で描かれたものであると考えられます。
海水浴場が開設されない海岸としては人気の高い秋谷海岸
秋谷海岸は夏季でも海水浴場は開設されませんので、海の家の出店や監視員・ライフセーバーの常設などはありません。そのため、遠泳をたのしむのは危険です。最寄りの海水浴場は、長者ヶ崎・大浜海岸です。公衆トイレは、県営立石駐車場にあります。
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秋谷海岸周辺の見どころ
北側の長者ヶ崎方面
立石公園
立石公園たていしこうえんは、横須賀の秋谷にある相模湾に面した公園です。「立石」とは波打ち際に立つ巨岩のことで、高さ約12m、周囲約30mあります。この「立石」は、「秋谷の立石」として「かながわの景勝...
久留和海岸
久留和海岸くるわかいがんは、国道134号から徒歩1分の場所にありながら、とても静かな、相模湾を望む美しい入り江を持つビーチです。長者ヶ崎と立石公園・秋谷海岸のちょうど中間に位置していて、これらの人気...
大崩海岸
明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家・泉鏡花の中編小説「草迷宮」は、以下の一節ではじまります。三浦の大崩壊おおくずれを、魔所だと云う。葉山一帯の海岸を屏風びょうぶで劃くぎった、桜山の裾...
長者ヶ崎・大浜海岸(長者ヶ崎・大浜海水浴場)
長者ヶ崎ちょうじゃがさきは横須賀市と葉山町の境にある、相模湾の岬です。富士山や江の島を望む風光明媚な場所として知られ、「かながわの景勝50選」に選ばれています。岬の付け根部分は長者ヶ崎駐車場になって...
内陸の秋谷方面
若命家長屋門
若命家長屋門は、江戸時代に三浦半島西海岸の旧秋谷村の名主を務めた若命家(わかめいけ/わかめけ)の屋敷に建つ長屋門です。長屋門は近世の武家の表門に多く見られる形式の建築物ですが、名主として名字帯刀を許...
秋谷神明社(秋谷神社)
秋谷神明社(秋谷神社)は、三浦半島西海岸でも有数の景勝地である秋谷海岸・立石海岸の内陸の高台に鎮座する古社です。境内の脇からは子安の里へ向かう古道が続いていて、さらにその先には、平成期に開発され...
南側の芦名方面
浄楽寺
浄楽寺じょうらくじは、三浦一族の和田義盛わだ よしもりが夫婦で願主となって製作された5体の運慶作の仏像を安置する寺院です。浄楽寺がある横須賀・芦名あしなは、幕府があった鎌倉と、和田義盛の本拠地で...
正行院
正行院は、平安時代後期から鎌倉時代前期に活躍した三浦一族の武将・和田義盛が、妻である巴御前の菩提寺として建立したのがはじまりと伝えられています。はじめは秋谷の乗越海岸にありましたが、お十夜(十夜...
十二所神社(三浦十二天、横須賀)
十二所神社じゅうにしょじんじゃは、明治初期まで「三浦十二天」や「十二天明神」と呼ばれていた、横須賀・芦名の鎮守です。創建時期は不詳ですが、平安時代後期に三浦半島を治めていた三浦一族の当主・三浦大...
大楠山
大楠山おおぐすやまは、三浦半島最高峰(かつ、横須賀市最高峰)の山で、標高は241.3mです。衣笠、塚山・阿部倉(以上、東京湾側)、大楠芦名口、前田橋(以上、相模湾側)、湘南国際村、からの、5つのハイ...