三浦半島の横須賀や三浦から見る朝日は、東京湾越しの房総半島の方角から昇ってきます。そのため、東京湾を望むことができる海岸や高台などが朝日のビュースポットということになります。
日の出の時間は、公共交通機関の利用ではたどり着くことが難しい場所もあると思います。ここでは、早朝から営業している駐車場に隣接する朝日のビュースポットを中心にご紹介します。
ビュースポット個別の紹介ページでは、朝のマジックアワーや日の出の時間をはじめ、詳細な情報もご覧いただけます。
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朝日の定番スポットのサマリー
朝日の定番スポット5選
横須賀や三浦で朝日が良い条件で見られるスポットは、次の5か所です。(詳細な情報は、リンクをタップまたはクリックしていただくか、画面をスクロールしてご覧ください)
ビュースポット | 駐車場 | 公共交通機関 |
---|---|---|
観音崎 たたら浜 | ○ | ○ |
燈明堂海岸 | ○ | × |
久里浜港 くりはま花の国&東京湾フェリー | ○ | ○ |
三浦海岸&北下浦海岸 | ○ | ○ |
城ヶ島 馬の背洞門 | △ | × |
いずれも、早朝から利用できる駐車場が隣接しています。城ヶ島 馬の背洞門のみ「駐車場」を△としているのは、少し離れていることと、岩場などの足元が悪い場所を歩く必要があるためです。
「公共交通機関」は、最寄り駅または最寄りのバス停までのアクセスが日の出の時間帯までにあるかどうか(もちろん出発地にもよりますが)を、基準にしています。燈明堂海岸と城ヶ島 馬の背洞門は、最寄り駅からバスを利用した場合に、到着が7時台以降になってしまうため、×としています。
うみかぜ公園や馬堀海岸、走水海岸などは選外
東京湾に面した朝日のビュースポットとして、うみかぜ公園や馬堀海岸、走水海岸などがあげられる場合もありますが、とくに初日の出の時期は、これらの北向きに開けた場所は目の前の東京湾方面ではなく三浦半島(走水方面)から昇る朝日を見ることになります。
少しインパクトに欠けるため、ここでは選外としています。
夏の時期に朝日を見るのであれば、うみかぜ公園や馬堀海岸、走水海岸なども良いビュースポットだと言えます。
観音崎 たたら浜
たたら浜は、観音崎の南側に位置する海岸です。三浦半島ではめずらしい白砂の砂浜や、海沿いの芝生広場から朝日を見ることができます。
たたら浜に隣接する観音崎公園第6駐車場以外の観音崎公園の駐車場は、元日を除いて、朝8時からの営業なのでご注意ください。
●駐車場
観音崎公園第6駐車場:24時間営業(有料)
※観音崎公園第1~第5駐車場は朝8時からの営業です。(1月1日のみ、午前3時から営業)
●公共交通機関
京急線「浦賀駅」より京急バス「観音崎」行きで、『腰越』下車、徒歩約7分
※JR横須賀駅や京急線横須賀中央駅方面からもバスの便はありますが、日の出の時刻までには間に合いません。
●公衆トイレ
あり
燈明堂海岸
燈明堂海岸は、浦賀と久里浜の間にある海岸です。今は静かな海岸ですが、燈明堂海岸周辺は、昔から東京湾の要衝だった場所です。
海岸の北側の燈明崎は、明治期に観音埼灯台ができるまで和式灯台があった岬で、岩場があります。南側の千代ヶ崎はかつて台場や砲台があった場所で、高台にある千代ヶ崎砲台跡(国指定史跡)は2021年秋から一般公開(土日祝日のみ)が開始されました。
●駐車場
燈明堂緑地駐車場:朝5:00から営業(最初の30分無料、以降有料)
●公共交通機関
※京急線浦賀駅や京急久里浜駅方面からバスの便はありますが、日の出の時刻までには間に合いません。
●トイレ
あり
久里浜港 くりはま花の国&東京湾フェリー
くりはま花の国
コスモスやポピーの名所として有名なくりはま花の国には、東京湾に面した久里浜港を望むビュースポットがいくつかあります。久里浜港に近い第2駐車場側の入口から入ってすぐの坂道の途中やレストラン「ロスマリネス」周辺、展望台などがオススメです。
久里浜港に近い第2駐車場は朝5:30から営業していますが、コスモス・ポピー園側の第1駐車場は朝8:00からの営業のため、ご注意ください。
●駐車場
くりはま花の国第2駐車場:朝5:30から営業(有料)
※京急久里浜駅方面に近い、コスモス・ポピー園側の、くりはま花の国第1駐車場の営業時間は朝8:00からです。
●公共交通機関
久里浜港に近い第2駐車場側の入口まで
京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より京急バス「野比海岸」行きバス『久里浜港』下車、徒歩約10分
または、京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス「東京湾フェリー」行きバス『大浜』下車、徒歩約10分
●公衆トイレ
あり
東京湾フェリー
久里浜港と南房総・金谷港を結ぶ東京湾フェリーからも、朝日を見ることができます。とくに元旦は「初日の出クルーズ」として、初日の出の時間に合わせた特別ダイヤの便が運航されます。
元旦以外でも、早朝の便に乗れば、東京湾の船上から朝日を見ることができます。金谷港では下船することができませんが、遊覧のチケットを利用すれば、格安で船旅を味わうことができます。(片道:大人800円、遊覧:大人1,100円)
●主な駐車場
久里浜フェリー乗り場駐車場:フェリーの始発便にあわせて朝5時過ぎから営業(有料)
※周辺にはこの他にもコインパーキングが複数あります。
●公共交通機関
京急久里浜線「京急久里浜駅」より京急バス『東京湾フェリー』行きバスで終点下車
または、京急久里浜線「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」より京急バス「野比海岸」行きバス『東京湾フェリー』下車
●公衆トイレ
あり
三浦海岸&北下浦海岸
三浦海岸は、三浦半島でもっとも長い砂浜を持つ海岸です。北側には北下浦海岸(津久井浜、長沢海岸、野比海岸)が続いていて、南側には菊名海岸、金田海岸が続いています。
季節によりますが、朝日を見るのであれば、日の出の方角的に、三浦海岸か北下浦海岸がオススメです。
また、三浦海岸までは最寄り駅から5分程度で歩けるため、鉄道でアクセスしたい場合の有力な候補になるでしょう。
●主な駐車場
菊名海岸沿いの無料駐車スペース(南下浦地区海岸用地):24時間利用可(無料)
下浦海岸第1駐車場:24時間営業(有料)
ウインドサーフィンW杯記念駐車場:24時間営業(有料)
※周辺にはこの他にもコインパーキングが複数あります。
●公共交通機関
三浦海岸まで
京急久里浜線「三浦海岸駅」より徒歩約5分
●公衆トイレ
あり
城ヶ島 馬の背洞門
三浦半島最南端の城ヶ島も、朝日の定番スポットです。残念ながら城ヶ島公園は朝8:00からの営業ですが、南岸の海岸沿いからは朝日を見ることができます。(季節や場所によっては、朝日は海上からではなく、城ヶ島の安房崎から昇るのを見ることになります)
駐車場も、城ヶ島公園は朝8:00からの営業のため、24時間営業の城ヶ島西側駐車場を使う必要があります(元日のみ、城ヶ島公園第1駐車場は早朝3:00から無料開放、第2駐車場は終夜入出庫可。朝8:00から一般営業)。城ヶ島西側駐車場から馬の背洞門までは徒歩20分くらいです。
トイレもその途中にありますが、馬の背洞門から徒歩10~15分程度と、離れている場所になります。
●駐車場
城ヶ島西側駐車場(城ヶ島第1~第4駐車場):24時間営業(有料)
※城ヶ島公園第1、第2駐車場は午前8時からの営業です。(元日のみ終夜営業)
●公共交通機関
※京急久里浜線三崎口駅からバスの便はありますが、日の出の時刻までには間に合いません。
●公衆トイレ
なし(徒歩10~15分程度の城ヶ島灯台付近の公衆トイレが最寄り)