鎌倉の黄葉の見ごろ時期は、例年11月中旬から12月上旬までです。鎌倉をはじめとした南関東は、本州でもっとも遅くまでイチョウの黄葉をたのしめる場所として知られていて、鎌倉でも場所や気候によっては年末まで見ごろが続くという年もあります。
鎌倉の黄葉の特徴は、古都の歴史ある寺社に、樹齢数百年といわれる大銀杏がいくつも残っていることです。
そんな、鎌倉の歴史を目の当たりにしてきたイチョウの名所を、3つのエリアに分けてご紹介していきます。
INDEX
二階堂・金沢街道・小町大路エリア
三方を山に囲まれた鎌倉にあって、その山々の北側のふもとにあたる二階堂エリアや、その少し南側に位置する金沢街道沿いは、鎌倉でも屈指の紅葉・黄葉の名所がそろっています。
獅子舞で見られる山の中に広がるイチョウの絨毯や、荏柄天神社の樹齢約900年といわれる大銀杏など、鎌倉の中でも有名なイチョウの名所が点在しています。
獅子舞
- 寺社に名所が多い鎌倉ではめずらしい、山の中で見られる紅葉・黄葉の名所です。
- 駅や最寄りのバス停から離れているため、アクセスがあまり良くないため、鎌倉屈指の紅葉・黄葉の名所にも関わらず、穴場と言えます。
- イチョウの黄葉のピークの頃は足元一面に落葉のじゅうたんが広がりますが、その2週間ほど後にピークを迎えるモミジの紅葉のピークの頃は屏風絵のような世界が広がります。
●住所
鎌倉市二階堂
●料金
無料
●駐車場
なし
●公共交通機関
鎌倉駅から鎌倉宮経由
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、京急バス「鎌倉宮(大塔宮) 」行きで終点『大塔宮』まで行き、『大塔宮』から永福寺跡を経由して獅子舞まで徒歩で約40分
または、JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、鎌倉宮~永福寺跡を経由して獅子舞まで、徒歩で約1時間10分
天園ハイキングコース・天園から
天園ハイキングコースの天園から獅子舞まで徒歩で約10分
※獅子舞へのルート案内は下記リンク先をご覧ください。
荏柄天神社
- 荏柄天神社の大銀杏は樹齢約900年といわれていて、鎌倉市の天然記念物に指定されています。
- 社殿の建つ一段高い場所にあるため、階段の下から見上げると一層大きく見えます。
●住所
鎌倉市二階堂74
●拝観料
無料(志納)
●駐車場
なし
●公共交通機関
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、京急バス「鎌倉宮(大塔宮) 」行きで『天神前』下車、徒歩約3分
または、JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より徒歩約20分
周辺の見どころ
鎌倉宮
浄妙寺
- 黄葉の規模は大きくありませんが、本堂の横でモミジの紅葉とのコントラストをたのしむことができます。
●住所
鎌倉市浄明寺3-8-31
●拝観料
大人(中学生以上)100円
小学生50円
●駐車場
あり(有料)
●公共交通機関
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、京急バス「鎌倉霊園正面前太刀洗」行き、「金沢八景駅」行き、「ハイランド」行きで『浄明寺』下車徒歩約3分
または、JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より徒歩約30分
鶴岡八幡宮
- 鶴岡八幡宮の御神木でシンボルの一つであった「隠れ銀杏」とも呼ばれていた大銀杏は、2010年に強風によって倒れてしまいましたが、まだまだ小さいながらも再生がはじまっています。
- 倒れた大銀杏の幹も残されていて、新たなパワースポットになっています。
●住所
鎌倉市雪ノ下2-1-31
●拝観料
無料(志納)※境内の一部施設は有料
●駐車場
あり(有料)※大型バスのみ事前予約可能
●公共交通機関
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より、徒歩約10分
※混雑を避けたい場合は、「鎌倉駅(西口)」より、今小路、横大路経由で、徒歩約15分
妙本寺
- 妙本寺ではカエデの紅葉のほうが目立ちますが、それらに混じってイチョウの木も見事に黄葉します。
- イチョウは、二天門の近くの他、蛇苦止堂でも見られます。
●住所
鎌倉市大町1-15-1
●拝観料
無料(志納)
●駐車場
あり(10台程度分)
●公共交通機関
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より徒歩約8分
周辺の見どころ
本覚寺