三笠公園は、海に面した広い芝生広場や、大きな池や小川などからなる、水辺で過ごすのが心地よく感じる都市公園です。公園の一番奥は、米海軍横須賀基地(ベース)に隣接しています。
園内には日露戦争の日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を撃破した際に、東郷平八郎司令長官率いる連合艦隊の旗艦だった戦艦三笠が、「記念艦三笠」として展示されています。
現存する旧日本海軍の唯一の軍艦で(特務艦としては「宗谷」も現存)、「世界三大記念艦」の一つに数えられています。
「記念艦三笠」艦内では、日露戦争関連の資料の展示や艦長室などを見学することができます。
三笠公園に隣接する三笠桟橋からは、東京湾最大の無人の自然島・猿島へ渡る船が出ています。
三笠公園は日露戦争で活躍した記念艦三笠が保存されている公園で、「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」に選出されています。
よこすか開国花火大会が開催される際は、例年、打ち上げ場所となるうみかぜ公園沖への眺望が良いため、三笠公園は主要な観覧場所の一つになります。
INDEX
三笠公園は「水と光と音」がテーマの公園
海に面した三笠公園には、大きなアーチを描くモニュメントや野外ステージがある芝生広場や、噴水池、壁泉などがあり、「水と光と音」がテーマになっています。公園からは、猿島や米海軍横須賀基地などを見渡すことができます。
芝生広場と野外ステージ
壁泉
さざなみの階段
三笠公園の目玉・音楽噴水池
三笠公園の目玉・音楽噴水池の音楽噴水です。およそ1時間半ごとに、約15分間、大小の噴水が音楽に合わせて踊ります。誰でも知っているような曲に合わせて変化しますので、子どもから大人まで楽しめます。(2022年9月の演奏曲名例:「ルパン三世のテーマ」、「ラプソディ・イン・ブルー」、「アメリカン・パトロール」、映画タイタニックより「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」)
※音楽噴水池は、施設の老朽化にともない、2023年7月31日をもって運転を終了しました。
米海軍横須賀基地のすぐ隣り
三笠公園は米海軍横須賀基地に隣接しているため、基地の一般開放イベントが行われる際には、公園の一番奥に設けられている通称「三笠公園内ゲート(Mikasa Park Gate)」が入退場に使用されることもあります。
行列ができたときに気になる公衆トイレは、公園入口近くの管理棟付近と、野外ステージの裏付近にあります。
いろいろなモニュメントがたのしい三笠公園通り
横須賀の中心街に近い、米海軍横須賀基地・通称「三笠ゲート(Womble Gate)」前から「記念艦三笠方面」に通じるアプローチの通りには人工的な小川が流れていて、海のそばに着く前から水辺を感じることができるようになっています。この三笠公園通りにはいろいろなモニュメントが飾られています。
「めだかの学校」童謡碑
童謡「めだかの学校」の作詞者・茶木滋は、1910年(明治43年)1月、横須賀市汐入で生まれました。その縁で碑文が設置されています。
帆船「日本丸」のモニュメント
大型練習帆船「日本丸(二代)」は、横須賀市にあった住友重機械工業浦賀工場で造られました。この「日本丸」のメインマスト部分を1/3のスケールで再現したモニュメントが、三笠公園通りに建っています。
灯台型電話ボックス
今ではまちなかで公衆電話自体見かけることが少なくなりましたが、ここには灯台のかたちをしためずらしい電話ボックスがあります。
公園に隣接する三笠桟橋は猿島への玄関口
三笠公園のすぐ隣りには三笠ターミナル/猿島ビジターセンターと三笠桟橋があり、東京湾最大の無人の自然島・猿島に渡るための玄関口になっています。
三笠公園内の主な施設
三笠公園の駐車場は、三笠ターミナル/猿島ビジターセンターの隣りにあります。三笠公園の駐車場(普通者33台・身障者用2台)は大きくありませんが、近くには大型のタイムズよこすかポートマーケット駐車場もあります。