一色公園は、一色海岸を望む高台にある公園です。芝生広場に潮風が心地よく吹き抜けます。
葉山しおさい公園と葉山御用邸の間にあり、いつも落ちついた雰囲気で、時間がゆっくりと流れているようです。
とくに目玉の施設などはありません。目の前に最高のロケーションがある。ただ、それだけです。

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ほどよい木陰ができる芝生広場

一色海岸には、小磯の鼻と呼ばれる海に突き出た岬に陽当たりが抜群の芝生広場があります。一方、一色公園の芝生広場は、松などの木々がほどよい木陰をつくってくれるのがやさしいです。
どちらが優れているということではなく、好みの問題でしょうけれど、その日の気分によって使い分けできるのが、ここの良いところです。

海へと続くこみち

現在、一色公園がある場所には、かつて、明治期の政治家・金子堅太郎伯爵が別荘を構えていました。しかし、1919年(大正8年)の葉山御用邸付属邸(一色公園に隣接する、現在の葉山しおさい公園)建設にともない、葉山御用邸にも近い三ヶ岡の山の傾斜地に転居しました。
明治期に建てられた転居前の建物も一部移築した金子堅太郎別邸は、現在も「旧金子堅太郎葉山別邸恩賜松荘」(国登録有形文化財。非公開)として保存されています。
一色公園の北側にある葉山しおさい公園と、南側にある葉山御用邸との間には、ぞれぞれ県道(バス通り)から一色海岸に通じるこみちが走っています。どちらも葉山らしい、緑の多い、歩いていて気持ちが良いこみちです。
きっと、このあたりに天皇や宮家、政府の要人などの別荘が建ち並んでいた明治や大正時代の雰囲気から、あまり変わっていないのかもしれません。


一色公園周辺の見どころ
一色公園に隣接



北側の三ヶ岡方面




南側の長者ヶ崎方面


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