浄明寺パノラマ台は、浄明寺緑地・鎌倉市子ども自然ふれあいの森の高台にある絶景スポットです。もっとも名越切通寄りの場所から、細いわき道を距離にして50mほど登るとたどり着きます。頂上は、大人が5人も上がると窮屈に感じるほど狭い場所です。
浄明寺パノラマ台からは鎌倉市街を一望でき、条件が良ければその背後に富士山も見渡せます。
鎌倉のなかでも、鎌倉市街越しに美しく富士山を見られる場所は限られています。浄明寺パノラマ台からの眺望は、昼間ももちろん素晴らしいですが、夕暮れ時は、夕日に染まる街並みと自然の雄大さが美しく重なり合い、まさに絶景と呼ぶのにふさわしい景色が広がります。
(暗くなると下山する道が危険ですので、お気をつけください)
浄明寺パノラマ台は、1999年に鎌倉市が選定した「かまくら景観百選」に「浄明寺の山からの眺め」として選ばれていますが、観光地としての鎌倉からは外れた場所にありますので、普段は地域の方の憩いの場といったような場所です。休日は、衣張山ハイキングコースや巡礼古道などから立ち寄るハイカーも少なくありませんが、浄明寺パノラマ台に続くわき道はすれ違いが困難な狭い道のため、狭い頂上を含めて、気をつけて譲り合いましょう。
浄明寺パノラマ台周辺の見どころ
浄明寺緑地・鎌倉市子ども自然ふれあいの森
浄明寺緑地じょうみょうじりょくちは、鎌倉逗子ハイランドの住宅地に隣接する緑地公園です。鎌倉の浄明寺エリアと逗子の名越エリアを結ぶ尾根上にあり、気軽に自然とふれあえる場所として、近隣の住民を中心に、憩...
水道山展望台(浄明寺緑地)
浄明寺緑地の基本情報水道山展望台は、浄明寺緑地・鎌倉市子ども自然ふれあいの森の高台にある眺望スポットです。「水道山」という山の名前の由来は、頂上に神奈川県の水道施設があることによります。この...
鎌倉・浄明寺方面
巡礼古道
報国寺(竹の寺)
報国寺ほうこくじは、境内の竹の庭が美しく、鎌倉随一の「竹の寺」として知られています。無数の竹や美しい苔が織りなす幻想的な報国寺は、鎌倉の中でもとくに、インバウンド・外国人観光客に人気がある場所の...
旧華頂宮邸
旧華頂宮邸は、1929年(昭和4年)に華頂博信かちょうひろのぶ侯爵の別邸として建てられた、ハーフティンバー様式の洋館と幾何学的なフランス式庭園が特徴の洋風住宅です。華頂博信侯爵は伏見宮家の出...
平成巡礼道
衣張山
衣張山きぬばりやまは、鎌倉の浄明寺エリアと、鎌倉逗子ハイランドの住宅地に隣接する浄明寺緑地の間に位置する山です。南北にハイキングコース(登山道。鎌倉市が設置している正規のハイキングコースではありませ...
杉本寺(杉本観音)
杉本寺は、734年(天平6年)に聖武天皇の后である光明皇后が行基ぎょうきと藤原房前ふじわらのふささきに命じて建立したと伝わっている、鎌倉最古の寺院です。実に、源頼朝が鎌倉幕府を開く、およそ450...
逗子・名越方面
お猿畠の大切岸
お猿畠の大切岸おさるばたけのおおきりぎしは、現在の逗子市と鎌倉市の市境に沿って、長さ約800mに渡って続く崖地です。鎌倉側が崖の上部にあたり、逗子側は下部になります。崖の高さは、3m~10mあります...
名越切通
名越切通なごえきりどおしは鎌倉と三浦半島を結ぶ古道で、現在の鎌倉市と逗子市の市境にあります。三浦半島から見た場合、陸路での数少ない玄関口でした。「鎌倉七口かまくらななくち(鎌倉七切通)」の一つに数え...
まんだら堂やぐら群
まんだら堂やぐら群は、鎌倉七口の一つに数えられている、鎌倉と、逗子を経由して三浦半島各地を結ぶ名越切通にある大規模なやぐら群です。まんだら堂やぐら群のやぐらは、集合住宅のように2~4段に重なり、その...
岩殿寺(岩殿観音)
岩殿寺がんでんじは、現在の鎌倉市大町と逗子市の小坪や久木を結ぶ名越切通なごえきりどおしの、逗子側の入口近くに建つ、奈良時代に創建された古刹です。源頼朝が平家討伐の挙兵をした際、岩殿寺の十...
久木大池公園
久木大池公園ひさぎおおいけこうえんは、逗子市と鎌倉市にまたがる大規模な住宅地・鎌倉逗子ハイランドに隣接した公園です。池子の森の西端に位置していて、池子の森の北側をまわり込むように整備されたハイキング...