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建長寺の紅葉 | 北鎌倉屈指の紅葉の名所・半僧坊など境内の見どころガイド

建長寺・三門と紅葉(撮影日:2024.12.06) 鎌倉
建長寺・三門と紅葉(撮影日:2024.12.06)

建長寺の紅葉は、三門(山門)周辺はそれほど多く見られませんが、境内の奥へ進むにつれて徐々に増えていくのが特徴です。いちばん奥にあたる鎮守・半僧坊周辺が、建長寺最大の紅葉の見どころです。

建長寺は、三門から仏殿法堂方丈が一直線に並ぶ、伝統的な禅宗寺院の伽藍配置となっていて、この導線が拝観のメインルートと言えます。このルートを左手から迂回するように続いているのが「勝上嶽半僧坊道」や「半僧坊道」などと名づけられた、境内最奥の半僧坊へ続く参道です。建長寺の紅葉もこの参道沿いで多く見られます。
建長寺拝観のメインルートでお参りをすませたら、続けて、こちらの建長寺紅葉鑑賞ルートへ進むのがおすすめです。

建長寺の紅葉のハイライトは、半僧坊へと登る石段沿いのモミジイチョウです。建長寺の境内にはモミジが多いですがイチョウは多く見られません。半僧坊周辺ではモミジイチョウも両方見ることができ、モミジ紅葉がピークを迎えるころには、石段上にイチョウの落葉が敷きつめられて、黄色い絨毯が現われます。

三門周辺から半僧坊までは、紅葉の鑑賞を楽しみながら、ゆっくりと歩いて30分くらいです。半僧坊まで着いたらまた三門方面に戻るのも良いですが、さらにその先の勝上嶽展望台へと進んで、天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)経由で、次の紅葉の名所をめざすのも良いでしょう。半僧坊から、たとえば、明月院覚園寺へ行くならば、勝上嶽展望台天園ハイキングコース経由が最短ルートです。

建長寺の紅葉の見ごろ時期は、例年、12月上旬にピークを迎えます。場所によっては12月中旬以降も楽しめ、紅葉がお目当ての観光客も落ち着くこの頃に拝観するのもおすすめです。

建長寺の紅葉・黄葉見どころマップ
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仏殿・法堂周辺

建長寺仏殿・法堂周辺ではそれほど紅葉する木は多く見られませんが、公衆トイレの周辺のモミジと仏殿・法堂とのコラボレーションは、晩秋の禅寺らしい雰囲気を味わえます。

建長寺・法堂の横の紅葉(撮影日:2020.12.08)
建長寺・法堂の横の紅葉(撮影日:2020.12.08)
建長寺・巨福稲荷の鳥居と紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺・巨福稲荷の鳥居と紅葉(撮影日:2024.12.06)
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天源院・龍峰院周辺 ※境内非公開

建長寺境内に建つ塔頭寺院の天源院龍峰院周辺は、建長寺の中でも紅葉を多く見られる場所の一つです。天源院龍峰院の境内は通常非公開ですが、山門前の参道沿いや周囲からでもじゅうぶん楽しむことができます。
(「塔頭(たっちゅう)」とは禅宗寺院の境内またはその周辺に建つ付属の小寺院のことで、厳密には、宗派の開祖や代々の住持、高僧の墓塔のことです)

建長寺-天源院・山門前の参道の紅葉(撮影日:2024.12.11)
建長寺-天源院・山門前の参道の紅葉(撮影日:2024.12.11)
建長寺-天源院・山門と紅葉(撮影日:2024.12.11)
建長寺-天源院・山門と紅葉(撮影日:2024.12.11)
建長寺-天源院前の紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺-天源院前の紅葉(撮影日:2024.12.06)
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方丈裏庭園周辺

方丈裏庭園に面した、勝上嶽半僧坊道沿いの紅葉も見事です。石垣の上から大きく枝を伸ばしたモミジが道の天井を覆っていて、紅葉のトンネルのようになります。
谷戸の中に位置する建長寺境内は、陽当たりの良くない場所も多いですが、この辺りは日中を通してじゅうぶんな陽射しを受けることができているため、モミジもキレイに色づくことが多いです。

境内最奥の半僧坊まで行く時間がないという方も、紅葉の季節には、勝上嶽半僧坊道方丈裏庭園までは来てみるのをおすすめします。

建長寺・天源院と方丈裏庭園の間の紅葉を正統院参道前より望む(撮影日:2024.12.06)
建長寺・天源院と方丈裏庭園の間の紅葉を正統院参道前より望む(撮影日:2024.12.06)
建長寺・天源院と方丈裏庭園の間の紅葉(撮影日:2024.12.11)
建長寺・天源院と方丈裏庭園の間の紅葉(撮影日:2024.12.11)
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半僧坊・回春院分かれ道周辺

勝上嶽半僧坊道は、半僧坊参道の手前で河村瑞賢遺跡(河村瑞賢の墓)回春院方面に続く道が分岐します。方丈裏庭園よりはスケールは小さいですが、このあたりでも紅葉のトンネルを楽しめます。

半僧坊参道の入口付近にある、虫塚竹林の中から紅葉を眺めてみるのも、風情があっておすすめです。

建長寺・河村瑞賢遺跡登り口、半僧坊、回春院分かれ道周辺の紅葉(撮影日:2024.12.11)
建長寺・河村瑞賢遺跡登り口、半僧坊、回春院分かれ道周辺の紅葉(撮影日:2024.12.11)
建長寺・虫塚の竹林越しの紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺・虫塚の竹林越しの紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺・河村瑞賢遺跡登り口の紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺・河村瑞賢遺跡登り口の紅葉(撮影日:2024.12.06)
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回春院・大覚池

回春院は、建長寺境内に建つ塔頭寺院の一つです。大覚池のほとりに建っています。池のまわりにはモミジの木が多く見られます。
回春院は小さな谷戸の中にあり、陽当たりがあまり良くないこともあって、モミジが真っ赤に色づく姿は見られないかもしれませんが、参拝客もそれほど多くは訪れないため、大覚池のほとりで静かに過ごすことができます。

回春院の奥からは、鎌倉の中心市街にも近い、西御門方面に抜けることができる山道が続いています。

建長寺-回春院・山門横の紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺-回春院・山門横の紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺-回春院・大覚池のほとりの紅葉(撮影日:2024.12.11)
建長寺-回春院・大覚池のほとりの紅葉(撮影日:2024.12.11)
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半僧坊

建長寺の鎮守である半僧坊は、建長寺で最大の紅葉の見どころです。急な石段を登って行く必要がありますので、誰にでもおすすめできるわけではありませんが、体力に自身のある方は、紅葉の季節に北鎌倉で必ず訪れるべき場所の一つです。

建長寺・半僧坊登り口の鳥居と紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺・半僧坊登り口の鳥居と紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺・半僧坊大権現と紅葉(撮影日:2020.12.08)
建長寺・半僧坊大権現と紅葉(撮影日:2020.12.08)
建長寺・半僧坊への参道のイチョウとモミジ(撮影日:2020.12.08)
建長寺・半僧坊への参道のイチョウとモミジ(撮影日:2020.12.08)
建長寺・半僧坊の天狗像と紅葉(撮影日:2024.12.06)
建長寺・半僧坊の天狗像と紅葉(撮影日:2024.12.06)

関連特集

以下のリンク先からその他の【鎌倉の紅葉おすすめスポット】の情報もご覧ください

【2024 No.12】特集 | 晩秋の鎌倉・モミジ&カエデの紅葉
【2024 No.12】特集 | 晩秋の鎌倉・イチョウの黄葉

DATA

住所 鎌倉市山ノ内8
アクセス
行き方

●総門・三門側(北鎌倉駅方面)
JR横須賀線・湘南新宿ライン「北鎌倉駅」より徒歩約15分、または、江ノ電バス「鎌倉駅」行きで『建長寺』下車すぐ
もしくは、JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(東口)」より徒歩約30分、または、江ノ電バス「大船駅」行き、「上大岡駅」行き、「本郷台駅」行きで『建長寺』下車すぐ

●半僧坊側(天園ハイキングコース方面)
天園ハイキングコースの各入口から勝上嶽展望台経由で入山可能
勝上嶽展望台と半僧坊のあいだは、上り徒歩約10分、下り徒歩約5分

駐車場 あり(有料)
営業時間

<拝観時間>
8:30~16:30

料金

<拝観料>
大人(高校生以上)500円
子ども(小中学生)200円
※天園ハイキングコースから入る場合も必要

電話番号 0467-22-0981
ウェブサイト https://www.kenchoji.com/
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