鶴岡八幡宮の紅葉・黄葉と言えば、公暁の隠れ大銀杏が代名詞の一つであったと言っても過言ではないくらい銀杏のイメージが強く、「紅葉」というイメージはあまりないと思います。でも実は、鶴岡八幡宮は鎌倉の紅葉の穴場でもあります。
晩秋になると、鎌倉国宝館の前の小川周辺、源氏池・平家池や柳原神池のほとりなど、主に水辺の周辺で真っ赤に染まるモミジを見られます。
鶴岡八幡宮の境内はとても広く、紅葉が見られる場所は分散していることと、紅葉目当てで訪れる人はあまり多くありませんので、鎌倉の他の紅葉の名所に比べて密集してしまうことも少ないことが、紅葉の穴場スポットと言う理由です。
鶴岡八幡宮の紅葉・黄葉の見ごろは、例年、11月下旬から12月上旬にかけてです。イチョウのほうが若干早く色づきはじめる傾向にありますが、鶴岡八幡宮ではイチョウの黄葉とモミジの紅葉のピークの時期が近く、同時にたのしめることが多いです。
鎌倉国宝館・柳原神池・源平池などで見られるモミジ
鎌倉国宝館周辺
鎌倉国宝館周辺は、観光客が多く行き交う参道の裏通りにあたります。鶴岡八幡宮参拝のメインルートからは外れているため、紅葉を鑑賞しやすい場所の一つです。
柳原神池周辺
紅葉と柳原神池やそこに架かる赤い橋との組み合わせが映えるため、鶴岡八幡宮境内ではもっとも人気のある紅葉スポットの一つです。
源氏池・平家池周辺
源氏池・平家池周辺にも紅葉スポットが点在しています。紅葉の季節は閉鎖していることが多い神苑ぼたん庭園・池泉回遊式庭園のモミジも、源氏池のほとりや旗上弁財天社の鎮座する小島から見ることができます。
親子銀杏以外にも見られるイチョウ
2010年3月に倒れてしまった公暁の隠れ大銀杏は、根本が移植されたのと、その根から育った若木が成長していて、現在は大石段の下で「親子銀杏」として鶴岡八幡宮の新たな見どころになっています。
また、鶴岡八幡宮の境内には、この親子銀杏以外にも、舞殿の横などにイチョウの大木があります。
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