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葛原岡神社 | 日野俊基を祀る鎌倉随一の開運や恋愛成就のパワースポット

葛原岡神社(撮影日:2021.03.24) 鎌倉
葛原岡神社(撮影日:2021.03.24)
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葛原岡神社くずはらおかじんじゃは、鎌倉幕府倒幕を計画していた後醍醐天皇の側近・日野俊基ひのとしもとを祀る神社です。
後醍醐天皇日野俊基らは、当時、悪政を敷いていたとされる鎌倉幕府を改めようとする計画を立てていました。しかし、事前に幕府側に知られてしまい、捕らえられた俊基は鎌倉に送られ、処刑場であった化粧坂の上の葛原岡で処刑されてしまいました。
俊基の死の翌年、護良親王楠木正成新田義貞らの活躍によって、鎌倉幕府は終焉を迎えることになります。

主祭神日野俊基
旧社格等
創建1887年(明治20年)

日野俊基はその目で建武の新政建武の中興)を見ることはできませんでしたが、新しい世の中に導いた「開運の神様」としてあがめられています。
境内にはこの他にも、「良縁の神様」として知られる大黒様を祀る「縁結び石」や、幸せを勝ち取る石とされる「魔去ル石まさるいし」などがあり、葛原岡神社鎌倉でも有数のパワースポットとして人気があります。

由比ヶ浜の総鎮守である葛原岡神社では、毎年6月3日に「例大祭」が執り行われます。また、毎年12月第一日曜日には日野俊基を供養する「俊基卿祭」が執り行われます。
葛原岡神社は表参道沿いに咲く春のが有名ですが、「俊基卿祭」の頃のイチョウの黄葉も見ごたえがあります。

葛原岡神社・龍の手水舎(撮影日:2022.01.27)
葛原岡神社・龍の手水舎(撮影日:2022.01.27)
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国史跡に指定されている 日野俊基の墓所

日野俊基の墓(撮影日:2020.12.01)
日野俊基の墓(撮影日:2020.12.01)

葛原岡神社の境内は、源氏山公園の北西にあります。日野俊基の墓所宝篋印塔ほうきょういんとう)は、葛原岡神社の表参道沿いにあり、国の史跡に指定されています。

また、葛原岡神社の本殿の横には、「俊基卿終焉之地」の碑が建っています。

葛原岡神社・「俊基卿終焉之地」の碑(撮影日:2022.01.27)
葛原岡神社・「俊基卿終焉之地」の碑(撮影日:2022.01.27)
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日野俊基は新しい世の中に導いた 開運の神様

葛原岡神社・本殿(撮影日:2022.01.27)
葛原岡神社・本殿(撮影日:2022.01.27)

明治維新後の1884年(明治17年)、倒幕の功労者として明治天皇によって評価された日野俊基には従三位が追贈され、1887年(明治20年)には俊基最期の地となった葛原岡に宮内省よりの下賜金をもって葛原岡神社が創建されました。

日野俊基を祀る本殿の前には、神様のお使いという「昇運の神龍」の彫刻が掲げられていて、お参りすると願いが早く叶うそうです。この「昇運の神龍」は、120年以上に渡って、旧本殿で御祭神をすぐ側からお護りしてきたという神龍です。

葛原岡神社・昇運の神龍(撮影日:2022.01.27)
葛原岡神社・昇運の神龍(撮影日:2022.01.27)
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葛原岡神社は恋愛成就のパワースポット

葛原岡神社・縁結び石(撮影日:2020.12.01)
葛原岡神社・縁結び石(撮影日:2020.12.01)

葛原岡神社は「恋愛成就」をはじめとした「良縁」のご利益があることでも知られています。境内の「縁結び石」は「良縁の神様」として知られる大黒様が祀られていて、男性に対する良縁は「男石」に、女性に対する良縁は「女石」に、人間関係等に対する良縁は中央の石に、赤い糸を結びつけることで願いが叶うとされています。

また、幸せを勝ち取る石とされる「魔去ル石まさるいし」も祀られています。「魔が去る」が転じて「勝(まさる)」ということで、幸せを勝ち取るとされています。

葛原岡神社・魔去ル石(撮影日:2020.12.01)
葛原岡神社・魔去ル石(撮影日:2020.12.01)

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源頼朝像の広場と並ぶ源氏山公園の桜の名所

葛原岡神社・表参道の桜(撮影日:2021.03.24)
葛原岡神社・表参道の桜(撮影日:2021.03.24)

葛原岡神社がある源氏山公園は、鎌倉を代表する桜の名所の一つに数えられていて、神社周辺は公園の中央にある源頼朝像がある広場と並ぶ見どころになっています。満開の頃には、葛原岡神社の表参道に桜のトンネルができあがります。

葛原岡神社・表参道の桜を見上げる(撮影日:2021.03.24)
葛原岡神社・表参道の桜を見上げる(撮影日:2021.03.24)

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イチョウの黄葉が見事な晩秋の葛原岡神社

葛原岡神社・こもれび広場ののイチョウ(撮影日:2020.12.01)
葛原岡神社・こもれび広場ののイチョウ(撮影日:2020.12.01)

晩秋の葛原岡神社境内は、イチョウの黄葉で黄金色に輝きます。石鳥居の両脇やこもれび広場の立派なイチョウが見事に色づきます。

葛原岡神社・手水舎付近から見た石鳥居横のイチョウ(撮影日:2020.12.01)
葛原岡神社・手水舎付近から見た石鳥居横のイチョウ(撮影日:2020.12.01)

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刀鍛冶を守護する刃稲荷が前身の合鎚稲荷社

葛原岡神社・合鎚稲荷社(撮影日:2020.12.01)
葛原岡神社・合鎚稲荷社(撮影日:2020.12.01)

葛原岡神社の境内に祀られている合鎚稲荷社あいづちいなりしゃは、もともとは、現在、鎌倉歴史文化交流館のある無量寺谷にありました。
江戸時代、無量寺谷には、相州伝の刀工「正宗」の後裔である綱廣の屋敷があり、刀鍛冶を守護する刃稲荷が祀られていたと考えられています。三菱財閥当主の岩崎家の別荘となっていた1919年(大正8年)には合鎚稲荷として復興され、社祠や神狐像、参道、鳥居などが整備されました。
その後、2000年には、老朽化していた社祠が再建されましたが、鎌倉市が世界遺産への登録を見越してガイダンスセンターを設置する目的でこの土地を取得した際に、社祠や神狐像、参道、鳥居が葛原岡神社に移設されました。(「武家の古都・鎌倉」として、鎌倉市などが中心となり世界遺産への登録を目指していましたが、2013年に、世界遺産の諮問機関であるイコモスによって不登録勧告を受けたため、日本政府によって登録推薦も取り下げとなりました。2017年には、元からこの場所にあった個人住宅を鎌倉市がリフォームして、鎌倉歴史文化交流館として開館させています)

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葛原岡神社や葛原岡・大仏ハイキングコース周辺の見どころ

葛原岡神社は北鎌倉の浄智寺方面から続く葛原岡・大仏ハイキングコースの中継地点にあたり、ここから先は鎌倉大仏長谷方面に抜けることができます。

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DATA

住所 鎌倉市梶原5-9-1
アクセス
行き方

●徒歩の場合
JR横須賀線・湘南新宿ライン、江ノ電「鎌倉駅(西口)」より、市役所通り・「銭洗弁天」前経由で、徒歩約35分
JR横須賀線・湘南新宿ライン「北鎌倉駅」より、葛原岡・大仏ハイキングコース経由で、徒歩約30分
※徒歩はこれ以外にも「化粧坂」経由など複数ルートあり

●バス利用の場合(大船駅から)
JR各線・湘南モノレール「大船駅(東口)」より、京急バス「桔梗山」行きで、『源氏山入口』下車徒歩約10分
※「鎌倉駅」からのバス利用は、途中1区間のみ(『鎌倉市役所前』~『法務局前』)の利用となり、徒歩区間が多くなるため、おすすめしません。「鎌倉駅」から徒歩以外でアクセスしたい場合は、タクシーの利用をおすすめします。

駐車場 あり(6台)※土・日曜日と巳の日は、神社までの道に交通規制がかかり進入禁止となります。
営業時間

社務所 8:30~16:30
※参拝は24時間可能

料金

参拝無料

電話番号 0467-45-9002
ウェブサイト http://www.kuzuharaoka.jp/
※このページに掲載している内容は、予告なく変更となっている場合があることをご了承ください。

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