JR鎌倉駅は、鎌倉市中心部にあるJR横須賀線の駅です。横須賀線を逗子駅まで運行する湘南新宿ラインも停車します。
この他に、人気観光地のため、鎌倉駅止まりの臨時列車が行楽シーズンを中心に設定されます。鎌倉駅には車両を留置できる側線があります。しかし、折り返し設備はないため、乗客を降ろした後は、折り返し可能な逗子駅または横須賀駅まで回送されます(復路はその逆)。
JR鎌倉駅は「関東の駅百選」に、第2回選定駅(1998年)として選ばれています。一つお隣りの北鎌倉駅もこれより先の第1回選定駅(1997年)で選ばれています。連続した2駅が「関東の駅百選」に選定されているケースはめずらしく、観光地を走るというだけでなく、路線としての歴史も古い横須賀線ならではの魅力と言えます(JR横須賀駅も第1回選定駅の一つです)。
鎌倉駅の開業日は1889年(明治22年)6月16日で、逗子駅とともに、横須賀線が開通した当初に中間駅として設置された駅の一つです。

JR鎌倉駅には東口と西口に2ヵ所の改札口があります。このうち、西口側には、江ノ電の鎌倉駅が隣接しています。江ノ電鎌倉駅との間には連絡改札が設置されていて、一度駅の外に出なくても、駅構内で乗り換えができます。
東口・西口のうち、鎌倉駅の表玄関と言えるのは東口です。改札口を出ると、大きな駅前広場とおみやげもの店や飲食店が多いCIAL(シャル)の入る駅舎があります。メインのバスターミナルがあるのもこちらです。
東口改札口から見て、駅前広場の左前方からは、人気の繁華街・小町通りがのびています。改札口から正面に100mほど進めば、鎌倉のメインストリート・若宮大路に出ます。若宮大路を左手に曲がって、さらに10分ほど(約600m)歩けば、鶴岡八幡宮の境内に着きます。
もう一方の西口は、東口と比べれば駅裏という印象が強いです。鎌倉市役所や中央図書館、事実上の市の博物館と言える鎌倉歴史文化交流館といった公共施設が多いのは西口です。また、源氏山周辺の銭洗弁財天や佐助稲荷神社、葛原岡神社といった鎌倉の定番パワースポットが集中しているのも西口側です。
鎌倉大仏までは歩くと30分ほど(約2km)かかりますが、江ノ電の混雑や路線バスの渋滞を気にせず行きたいという場合は、鎌倉駅西口から市役所通り・新佐助隧道経由で向かうのも良いでしょう。江ノ電を使うと、最寄り駅の長谷駅から歩道の渋滞にあうことになりますので、全工程徒歩の場合も所要時間はあまり変わりません。ただし、基本的には住宅地を歩くことになりますので、あまり観光地っぽさはありません。健脚の方なら、銭洗弁財天・源氏山公園経由で、ハイキングコースを使うのもおすすめです。

鎌倉駅の東口と西口は、駅の北側(大船駅寄り)に地下道がありますので、改札外でも行き来することができます。この地下道の西口側入口付近には、レトロな時計台があります。これは、1984年(昭和59年)に東口駅舎が現在の建物に改築された際、市民の要望によって、大正時代から使われていた旧駅舎より移設されたものです。東口も西口も、鎌倉駅にはシンボルとなるようなものが少ないため、待ち合わせスポットにおすすめです。

