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このページでは、三浦半島西海岸(相模湾側)の、潮の満ち引きに関係なく、ほぼいつでも、磯遊びやシュノーケリングを楽しめる磯浜をご紹介します。潮が引いているときだけ、陸から歩いて行ける磯遊びスポットは、次のページ「干潮時だけ歩いてアクセスできる磯浜3選」をご覧ください。
諏訪町下海岸・三ヶ浦海岸
諏訪町下海岸・三ヶ浦海岸は、葉山マリーナの南側、森戸海岸の北側に広がる磯浜です。森戸海岸寄りの三ヶ浦海岸は、潮が引いているときは砂浜の海岸になりますが、波打ち際からすぐに海中は岩礁になります。
森戸海岸は葉山でもっとも広い砂浜を持ち、夏には海水浴場が開設されてたくさんの海の家が建ち並ぶ人気の海岸です。そのすぐ隣りにある諏訪町下海岸・三ヶ浦海岸は、森戸海岸ではできない磯遊びができるため、とくに海水浴シーズンは、地元の人たちや混雑を避けて森戸海岸から流れてきた人たちで賑わいます。
●住所
三浦郡葉山町堀内
●駐車場
あり(近隣に公共の駐車場やコインパーキングあり)
●公共交通機関
JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より京急バス「逗11、12系統(海岸回り)」に乗車して『清浄寺』下車
●公衆トイレ
あり(隣接する森戸海岸の北側)
周辺の見どころ
森戸海岸
葉山マリーナ
葉山港(はやま港海の駅)
小磯の鼻(一色海岸)
小磯の鼻は、一色海岸のもっとも南側の、相模湾に突き出た小さな岬です。岬の上部は芝生広場になっているため、海水浴シーズン以外でも、地元の人たちにとって憩いの場となっています。
小磯の鼻はちょうど葉山御用邸の目の前に位置しています。そのため、皇族の方々が静養に訪れた際に、お散歩をされる姿が見られることもあります。その際、各メディアの写真や動画で使われることも多く、「葉山×皇族」を象徴する場所でもあります。
この小磯の鼻のまわりに、磯遊びに最適の磯が広がっています。普段は離れ小島になっている龍宮様が祀られている小磯の鼻のすぐ隣りの大きな岩礁も、潮が引いたときは簡単に渡ることができるようになります。
●住所
三浦郡葉山町一色
●駐車場
あり(近隣に公共の駐車場やコインパーキングあり)
●公共交通機関
JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より京急バス「海岸回り葉山」行きにて『一色海岸』下車
または「長井」行き、「佐島マリーナ入口」行き、「横須賀市民病院」行きなどの山手回り長井方面行きにて『葉山』下車
●公衆トイレ
あり(一色海岸の中央)
立石海岸(立石公園)
「秋谷の立石」で景勝地として有名な立石海岸(立石公園)は、磯遊びができる穴場スポットでもあります。県営立石駐車場から立石の裏側に見える、相模湾に突き出た小さな岬、梵天の鼻の周辺が磯遊びスポットです。
立石海岸(立石公園)に隣接する県営立石駐車場は、一年を通して無料で利用できるため、三浦半島全体でももっとも人気の駐車場の一つです。休日や夏季は朝早くには満車になってしまうことも多いですが、7月、8月は夜間は閉鎖(利用可能な時間帯は6:00~20:00)となりますのでご注意ください。
●住所
横須賀市秋谷3-5
●駐車場
あり(県営立石駐車場)
●公共交通機関
JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より京急バス「長井」行き、「横須賀市民病院」行き、「大楠芦名口」行きにて『立石』下車
●公衆トイレ
あり(県営立石駐車場)
天神島臨海自然教育園
天神島臨海自然教育園は、横須賀市が管理する自然教育園です。
天神島臨海自然教育園が位置する「天神島・笠島及び周辺水域」は、自然環境を保護するため、神奈川県によって「天然記念物及び名勝」に指定されています。そのため、バーベキューなどの火気の使用が禁止されているのはもちろんのこと、遠泳や許可なく潜水行為をすること、動物・植物・海藻・岩石などを許可なく採集することなどが禁止されています。
その代わり、併設する天神島ビジターセンターで、天神島や佐島周辺をはじめ、三浦半島の海洋生物や植物について学ぶことができますので、磯で実際に観察をして、ビジターセンターで学んで、また磯で観察するといった楽しみ方ができます。
●住所
横須賀市佐島3-7-3
●駐車場
あり(ただし、普通車15台分のみ)
●公共交通機関
JR横須賀線「逗子駅」または京急逗子線「逗子・葉山駅」より京急バス『佐島マリーナ入口』行きで終点下車徒歩約5分
●公衆トイレ
あり(天神島ビジターセンター)
周辺の見どころ
斉田浜海岸
荒崎海岸(荒崎公園)
荒崎海岸(荒崎公園)は、その名前のとおり、荒々しい磯が広がる岬です。三浦半島西海岸を代表する、定番の磯遊びスポットと言って良いでしょう。
この辺りは、荒崎公園内だけでなく、周辺の海岸線が断続的に磯浜になっています。北側の長井方面にも磯浜が続いていますが、漁業関係で利用している浜も多いため、磯遊びをするのであれば、荒崎公園内が良いでしょう。南側のソレイユの丘方面へは、荒崎シーサイドハイキングコースという、海岸線沿いに歩ける散策路が整備されています。
●住所
横須賀市長井6丁目5320−3
●駐車場
あり
●公共交通機関
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス『荒崎』行で終点まで
●公衆トイレ
あり
周辺の見どころ
すかなごっそ(JAよこすか葉山農産物直売所)
佃嵐崎(和田長浜海岸・ソレイユの丘)
佃嵐崎は、ソレイユの丘の下に広がる磯浜です。南側は和田長浜海岸につながっています。
ソレイユの丘とは高低差があるため、行き来には急な階段を登り降りする必要があります。
隣りの和田長浜海岸は、ちょうど横須賀市と三浦市の境に位置していて、夏には海水浴場が開設される、三浦半島西海岸の横須賀・三浦エリアでは定番のビーチです。
和田長浜海岸は砂浜がメインの海岸のため、磯遊びを楽しみたい場合は、はじめから佃嵐崎を拠点にすることをオススメします。
●住所
横須賀市長井2-12(長浜海岸)
●駐車場
あり(和田長浜海岸、ソレイユの丘)
●公共交通機関
和田長浜海岸経由
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス「横須賀駅」行き、「横須賀市民病院」行き、「荒崎」行きなどの長井方面行きにて「和田」下車、徒歩約25分
ソレイユの丘経由
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス『ソレイユの丘』行きで終点下車、徒歩約15分
●公衆トイレ
あり(和田長浜海岸、ソレイユの丘 ※いずれも、移動には少々時間がかかります)
周辺の見どころ
和田城址(和田城跡)
黒崎の鼻
黒崎の鼻は、近くに駐車場がなく、公共交通からのアクセスも良くないため、三浦半島の秘境と呼ばれることもある岬です。苦労してたどり着いた分、首都圏近郊ではめずらしい大自然を目にすることができます。
その黒崎の鼻には、磯浜が広がっていて、磯遊びやシュノーケリングを楽しむことができます。ハイシーズンでもすごく混雑することはありませんが、近年のアウトドアブームによって、訪れる人がまったくいないということもありません。
また、この風光明媚な景観に目を付けて、テレビや映画、スチール写真などのロケ隊がよく訪れています。大自然が広がる黒崎の鼻ではロケ隊が目立つということもありますが、よく見かける光景です。
●住所
三浦市初声町下宮田
●駐車場
なし
●公共交通機関
徒歩のみで行く場合
京急久里浜線「三崎口駅」より徒歩約25分
途中までバスを利用する場合
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス「横須賀駅」行き、「横須賀市民病院」行き、「荒崎」行きなどの長井方面行きにて「宮田」下車、徒歩約20分
※三崎口駅周辺には商業施設はコンビニ程度しかありませんが、宮田バス停周辺には「カインズホーム三浦店」や「コメダ珈琲店三浦店」、「ヤオコー三浦初声店」などの商業施設があります。
●公衆トイレ
なし
周辺の見どころ
三戸浜海岸
横堀海岸
横堀海岸は、油壺の岬にある、小網代湾に面した海岸です。小さな砂浜と、磯遊びに適した磯浜があります。
横堀海岸は、入江の奥のほうに位置しているため、比較的波が穏やかなのが特徴です。
例年夏には海水浴場が開設されていましたが、2023年を含めて、近年は開設されていません。そのため、海の家はありませんが、2023年夏も海辺のレストラン「ミナトヤ」さんの営業があります。
●住所
三浦市三崎町小網代
●駐車場
あり(近隣に公共の駐車場やコインパーキングあり)
●公共交通機関
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス『油壺』行きで終点下車、徒歩約3分
または、「屋志倉」行きで『シーボニア入口』下車、徒歩約11分
※旧京急油壺温泉キャンプパーク/旧京急油壺マリンパークおよび周辺施設の閉鎖にともない、「油壺」(旧「油壺温泉」)行きのバスは本数がかなり少なくなっています。
●公衆トイレ
あり(三浦市油壺駐車場)
周辺の見どころ
小網代の森
胴網海岸
胴網海岸は、京急油壺温泉キャンプパーク(旧京急油壺マリンパーク)の下に位置する海岸です。横堀海岸と同じで、油壺の岬の小網代湾に面した海岸です。
ロケーションも横堀海岸とよく似ていて、小さな砂浜と磯遊びに適した磯浜があります。
京急油壺温泉キャンプパークは昼間は公園として無料で開放されていますので、キャンプをしてもしなくても楽しめます。京急油壺温泉キャンプパークからは直接海に降りて遊ぶことができませんので、胴網海岸が最寄りの海岸ということになります。
●住所
三浦市三崎町小網代
●駐車場
あり(近隣に公共の駐車場やコインパーキングあり)
●公共交通機関
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス『油壺』行きで終点下車、徒歩約7分
または、「屋志倉」行きで『シーボニア入口』下車、徒歩約15分
※旧京急油壺温泉キャンプパーク/旧京急油壺マリンパークおよび周辺施設の閉鎖にともない、「油壺」(旧「油壺温泉」)行きのバスは本数がかなり少なくなっています。
●公衆トイレ
あり(三浦市油壺駐車場 ※移動には少々時間がかかります)
周辺の見どころ
京急油壺温泉キャンプパーク
荒井浜海岸
荒井浜海岸は、横堀海岸や胴網海岸と同じ油壺の岬に位置していますが、小網代湾ではなく、直接相模湾に面しています。
荒井浜海岸は、2001年に当時の環境庁によって「日本の水浴場88選」に選ばれるなど、水がキレイなビーチとして知られています。
荒井浜海岸は、例年夏に海水浴場が開設される、油壺エリアではもっとも広い海岸です。砂浜の横には磯浜がたっぷり広がっていて、相模湾の広々とした海と、天気が良ければ目の前に富士山を眺めながら、磯遊びを楽しむことができます。
●住所
三浦市三崎町小網代
●駐車場
あり(近隣に公共の駐車場やコインパーキングあり)
●公共交通機関
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス『油壺』行きで終点下車、徒歩約7分
または、「屋志倉」行きで『シーボニア入口』下車、徒歩約15分
※旧京急油壺温泉キャンプパーク/旧京急油壺マリンパークおよび周辺施設の閉鎖にともない、「油壺」(旧「油壺温泉」)行きのバスは本数がかなり少なくなっています。
●公衆トイレ
あり
周辺の見どころ
新井城址(新井城跡)
浜諸磯
浜諸磯は、白亜のスマートな灯台・諸磯埼灯台の建つ磯浜です。
三浦半島の大型の灯台は、海岸近くの高台の上にあることがほとんどのため、これだけ間近に灯台が建つロケーションで遊べるのは、浜諸磯ならではです。
浜諸磯は、利用できる駐車場が限られていることと、公共交通機関の便もあまりよくないこともあり、磯遊びやシュノーケリングの穴場スポットと言えます。訪れる人に比べて、磯浜はたっぷりとした広さがあります。
●住所
三浦市三崎町諸磯1886−2
●駐車場
なし(近隣の民宿で駐車場のみの利用が可能)
●公共交通機関
京急久里浜線「三崎口駅」より京急バス『浜諸磯』行き終点下車徒歩約5分
※本数が少ないため、一度バスで「三崎港」へ向い、「三崎港」から『浜諸磯』行きで向かうルートもあります。
●公衆トイレ
あり(「浜諸磯」バス停近く)
周辺の見どころ
歌舞島公園
ここまでにご紹介した11か所のビーチは、潮の満ち引きに関係なく、ほぼいつでも、磯遊びやシュノーケリングを楽しめる場所です。
次のページでは、潮が引いているときだけ、陸から歩いて行ける磯遊びスポットをご紹介しています。シュノーケリングをする分には、いつでも問題ありませんが、磯遊びには究極の穴場スポットと言えます。
では、いつなら楽しめるのか?
その調べ方もあわせて、見てましょう。